エッセイ– category –
正直なことを書かないと、生きている心地がしない。
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ちょっと不安なくらいが一番いい
だって、不安のない人生を想像すると、それはちょっとゾッとする。 -
人の優しさを優しさと、素直に受け取りたい!
孤独な世界で、偽物の優しさをうまくやりくりしながら、水泳で息継ぎをするように、次の息継ぎまでの十分な偽物の優しさを補給し、なんとか生き続けるしかないのだ。 -
どの分野に行っても染まり切れず、さめた自分がいる
なんだか、いつも自分は、ハマるときはあるけど、ハマりきらないんです。そして、ちょっとさめた自分が、いつもいるんです。 -
【LGBTQ】同性パートナーが存在することを人とシェアしたい、この気持ちはなんなのか
昔は自分が同性愛者であることを隠すことが生きていくために必要なことだったのに、いまはパートナーが同性であることをアピールしないと、パートナーがこの社会に存在しているという実感を得られないという状態におちいっていたのです。 -
【自分語り】三人以上になるのが怖かった
なんでなのか本当にわからないのだけど、集団の中では「僕以外の人たちは、僕以外の人たちと友情を結び続けて、仲良くやっている」ように見えた。 -
【自分語り】調味料をなめるのが幸せだった
引き出しを開けると、いろんな調味料が並んでいる。それらを掌にとり、ペロペロなめるのが、至福のひとときだった。 -
【自分語り】ドラえもんが助けてくれると信じていた
目の前に「どこでもドア」があらわれて、僕の気持ちをすべてわかってくれて、話を全部聞いてくれて、問題を全部解決してくれると思っていた。 -
【自分語り】ゴミ捨て場に捨てられたぬいぐるみは笑っていた
ぬいぐるみは知らなかった、自分が捨てられたことに。自分が捨てられたことに、気付いていなかった。 -
【自分語り】結局振り返れなかった、臆病な少年
僕は強くなりたかった。弱い自分が大嫌いだった。なぜ自分ばかり、こんなに弱いのかと攻め続けた。それでも弱いままだった。 -
【自分語り】小学生のころ、爪の白い部分が欲しくてたまらなかった
夢中で爪の根元を削り続けた。血を流しながら、毎日毎日、皮膚を削る。すると、血まみれの、きれいな半月模様が出てくる。嬉しかった。