りゅーやん– Author –
りゅーやん
栃木県在住の34歳。
34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越したばかり。仕事もやめて、無職になる。同性愛者・躁うつ病患者(現在は寛解している)。趣味は登山。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。
-
【房総半島 ♯2】千葉県の海岸線沿いをゆく3泊4日の歩き旅
雨がどんどん強くなってきた。僕はこんな環境のほうが、思う存分楽しめる。世界は雨に沈み、人々は屋内に避難する。そして僕は、太陽の光におびえていたドラキュラが夜になって外に出られるように、思う存分、自分を解放できる。 生きていていいんだと、ほっとする。 -
【房総半島 ♯1】千葉県の海岸線沿いをゆく3泊4日の歩き旅
こっちには友達がいないし、無職生活をしているので、暇な時間が多い。毎日がなんとなく終わっていく。念願の無職生活。その間にやりたいことをたくさんやろうと、この歩き旅をやっているのだけど、空虚な感じが胸を抜けない。気合が入らない。 -
【初めての県外生活】ホームシックになったときの静かな対処法
引っ越しする前の故郷とおんなじ種類の雑草や野草を見ていると、「住む場所が変わっても、この世界の根本的なところはずっと同じなんだな。故郷といま自分がいる場所はつながっているんだな」と安心感を少し感じられます。 -
【国際恋愛】パートナーと外出しているときに周りの目を気にしてしまう僕の窮屈な考え方
人目を気にしないためには「日本人?知るかそんなもん」根性を持つのが大事だと思います。僕は、日本という囲いの中にいても、日本人という囲いの中から出ていって、「地球人」という感覚で生きていきたいです。 -
【じゃんけん】非日常は手のひらでつくれる、日常を冒険にかえるゲーム
「見えるのに見えない」「あるのに辿り着けない」そんな心理的な盲点を覆すために、意識や無意識を捨てて、「じゃんけん」という運命に身をゆだねる。そしてその結果、決して辿り着くことのできなかった「心理的な秘境」に辿り着く。 -
【ロングライド ♯5】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
この旅で僕はなにを感じられたのだろうか。頭の中にモヤがかかっているような気分で、正直、わからない。それでも、わからないながらも進み続けることが、いま僕が唯一持っている正解に思えた。 -
【ロングライド ♯4】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
このキャンプ場でも、なんともいえない心地よさを感じた。 変な表現かもしれないけど、周りとの妙な一体感を感じた。そしてもし、ここに熊がいなかったら、この妙な心地よさは味わえなかったと思う。 熊が出るからこそ、この一体感を味わえる。 だとすれば、社会生活における、団体行動の人にとっての熊のような存在とは一体なんなのだろう。 -
【ロングライド ♯3】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
自転車旅で一番心細くなるのは、夕方だ。 夕暮れのオレンジ色の光に包まれると、帰る場所を必死で求めている自分に気が付く。泣きたい気持ちになる。 でも、この日は雨が降っていたので、オレンジ色の光は現れずに雨雲の灰色だけだった。 -
【ロングライド ♯2】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
元気なときは「言葉なんて、言うこともできるし言わないこともできる、葉っぱのようにヒラヒラした軽いものだ」というくらいにしか受け取れないけど、こういうしんどいときに、そういう言葉が身体の芯まで響くんだなと思った。 -
【ロングライド ♯1】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
いままでどれだけ、社会人という立場や、会社の中の人間関係に縛られることで、「緊張」や「恐れ」を生み出していたのか、気がついたような気がした。 旅人になれば、それらは半減する。