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詩集「しあわせは常に一秒前にあった 僕はいつも気付くのが遅かった」を出版しました!

こんにちは、りゅーやんです。

今回は、詩集を出版したので、その宣伝記事です。

もくじ

詩との出会い

詩を書き始めたのは、19歳のころでした。

別の記事で紹介していますが、当時の家庭環境や、自分が同性愛者であることなどから、精神疾患を発症したころでした。

当時は友達と呼べる人がいなかったのですが、インターネットで知り合ったトランスジェンダーの人が話を聞いてくれました。

その人も精神疾患をもっていました。

そしてその人の趣味の一つが詩を書くことだったので、僕はその人を真似て、詩を書くようになりました。

詩だと、人が振り向いてくれる

最初に書き始めたころは、とにかく自分のしんどさを書き続けていました。

人に自分の悩みや苦しみを相談しても「重い話はしないでくれ」「楽しい空気を乱すな」「不幸自慢をしている暇があったら、努力をしろ」など散々なことを言われ続けていたので、詩を書いている時間だけは「思う存分、自分の素直な気持ちを吐き出せる」自由な時間だったからです。

そしてある日、一人の人間に出会いました。

ひょんなことから僕はその人に、自分が書いている詩を見せることになりました。そしてその人は、僕の詩を読んで「すごい…」とほめてくれました。

嬉しくてたまりませんでした。僕の今までの苦しさが、認められたような気分になりました。

それ以降、僕は直接的な苦しさを書くのをやめて、人に見てもらえるような抽象的な詩を書くようになりました。

「苦しさの話は誰も聞いてくれなかったけど、詩を通じてなら、人が僕に振り向いてくれる」と気付いたからです。

この詩集について

この詩集は29篇のイラスト付きの詩と、9つの抽象画で構成されています。

ところどころに、詩の解説も付け加えています。

抽象画の一例

この29編の詩と9つのイラストは、24歳のときに、一年間かけて作り上げたものです。

このときは苦しさもまだまだありましたが、19歳のころと比べたら「希望に向かってアクセルを踏む力」が湧くくらいの体調の良さはありました。

そして「その苦しさに飲まれながらも、希望に向かって生きる」過程で見えた景色を、詩にかえました。

詩の一例

強気な価格設定の理由

この本の価格は1,280円です。

いつも弱気の自分にとっては、かなり強気の価格設定にしました。

理由は二つあります。

「この本はイラストも詩も、抽象画も全部手書きで、一年間かけてつくったので、かなりの時間と労力を費やしているから」というのが一つ目の理由です。

そして二つ目が、「いままでの自分の人生を繰り返したくないから」です。

僕の人生は「壁にぶつかることや、人に理解されないこと」の連続でした。そのたびに、自分をねじ曲げることで、今日まで生き延びることができました。ですが、自分をねじ曲げて自分を保つことができた代わりに「自信」を失い続ける人生でもありました。

そうなると、「自己嫌悪」と「自己否定」のスパイラルに入ります。

なので、これまでの人生の延長線上のような安い価格はつけないことにしました。

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著者

栃木県在住の34歳。
34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越したばかり。仕事もやめて、無職になる。同性愛者・躁うつ病患者(現在は寛解している)。趣味は登山。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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