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【テアラロア Day4】あなたはあなたでいたらいい

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スーパーで助けてもらう

朝起きて宿を出ると、雨だった。

しかも夏なのに、めちゃくちゃ寒くて気温は10℃。でも、ホームシック気味で、不安で心細かったので、この雨と寒さに少し癒された。

今日は、ここインバーカーギルに丸一日滞在する。

昨日の疲れも癒したかったし、スーパーに行ってゆっくりと「何を買ったらいいか」選びたかったからだ。

今回は二件のスーパーに行ってきた。

一軒目のスーパーで何を買えばいいか悩みながら空のカゴを抱えていると、地元の女性が声をかけてくれた。

消毒液しかはいっていないカゴ

「何か手伝うことはある?」といってくれたので、「僕はハイカーなんだけど、ここにきて間もないので、どんな食材があるのかがよくわからない」ことを伝えると、「オッケー!」と元気よくスーパーの中を案内してくれた。

そして、アウトドアに合いそうな食材のコーナーも教えてくれたり、見たことのない食材の説明もしてくれた。

めちゃくちゃフレンドリーになんでも説明してくれて、本当に助かった。

嬉しかったので「優しくしてくれて、ありがとう!」とお礼を言った。

そして、二件目のスーパーに入る。ニュージーランドに来て最初に行ったスーパーだ。

最初のときと比べて、少し慣れたせいか、心にちょっとだけ余裕ができたのを感じた。

味付けと食欲増進のためにレモンペッパーとチリの粉末を買った

本当にフレンドリーな人が多い

そのあとは、ガス缶を買いにアウトドアショップにいった。

店員さんが、さりげなく挨拶をしてきたので挨拶を返し、「ガス缶がどこにあるか」を聞いた。

すると、フレンドリーに案内してくれた。

ちなみに、このニュージーランドの旅行記はこれで4記事目だけど、ここは本当にフレンドリーで親切な人が多いので、記事の中で「人に出会った。その人がものすごくフレンドリーだった!」という言葉を毎回つけるのが記事の邪魔になると思い、そういう言葉を大分省いている。

道を歩いているとクラクションを鳴らして応援してくれる人や、すれ違いざまに気持ちのいい挨拶をしてくれるロードバイク乗りの人、郊外を歩いていると一軒家の庭からこっちを向いて笑顔で手を振ってくれる人、ドミトリーでも挨拶をしたら、みんな笑顔で返してくれる…。

もし、僕がここで生まれていたら、とんでもない数の友達ができていたんじゃないかと思う。

とても些細なことを聞いてみた

ちなみに、アウトドアショップでガス缶を買うついでに、その店員さんに聞いてみたことがある。

ニュージーランドでの買い物についてだけど、商品をレジに置くときに「何か言ったりするのか」「言うのならば、英語でなんで言えばいいのか」を聞いてみた。

日本だったら、言わない人もいるけど、「お願いします」というので「ここではなんで言えばいいのか」と聞いてみた。

そしたら「あなたが店内に入って、私が挨拶をしたら挨拶を返してくれたでしょ。そして、商品がどこにあるか聞いてきて、やりとりをしたでしょ。それでいいのよ。決まっていることは何もないわ」

「Just be you(ただあなたでいたらいいのよ)」と返してくれた。

ザックの異変に気付く

そのあとは公園でのんびりしていた。

お昼ご飯を食べたり、パッキングをし直したり、明日のキャンプ場を予約していると、ザックの肩紐が少し痛んでいるのがわかった。

サポートのためにフロスで縫ったんだけど、余計悪化してしまった。

この旅の後半はとてもハードなので、どこかでザックを買い替えないといけない。

この状態でハードな山域に行くのは怖すぎる。

明日のキャンプ場の予約を済ませてしまったので、とりあえずこのまま続行して様子を見てみよう。

ダメだったらヒッチハイクでこの街まで戻り、買えばいい。ダメじゃなかったとしても次の大きな街で買い替えよう。

ニュージーランドの物価は高いんだけどなぁ…。

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著者

栃木県在住の34歳。
34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越したばかり。仕事もやめて、無職になる。同性愛者・躁うつ病患者(現在は寛解している)。趣味は登山。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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