車の中から見えるフィリピンの田舎の景色
この日はエマックの運転で、ヌエバエシハ州ガパン市にある「Lumang Gapan」という観光地に向かう。
その道中の景色を撮った。
ガパン・シティの「Lumang Gapan」
車を降りると、ヨーロッパ(行ったことないけど)のような街並みが広がっていた!
ちなみにこのガパン・シティの「Lumang Gapan」という観光地は、日本のサイトではほとんど紹介されていないので、秘境といえるかもしれない。
おしゃれな街並みのところどころにレストランが入っている。
しばらく歩いていると夕方になり、建物がライトアップされ始めた。
エマックのお母さんによると、この建物は昔、ガパン市の市役所だったようだ。
しばらくすると、馬を二頭引き連れた人がやってきた。
乗馬体験ができるらしい。
ソーマに「乗ってみ」といわれて乗ってみると、思った以上に体幹をしっかり使わないと落ちてしまいそうなほど、不安定だった。
馬が歩き出したときに身体が振れて、思わず「うぉ!」と声が出ると、それを見ていたその場にいた人から、いい意味での笑いが起こった。
そのあと、馬に乗りながら写真用のポーズをとっていたときに、銃を構えるポーズをとったら、またその場にいた人から笑いが起きた。
この素朴な反応が、とても心地よかった。
最後に馬から降りたとき、少女を連れたおばちゃんが僕のもとにやってきた。
暗い表情と、静かな声で「お金をください」というようなことをいっている、どうしらいいかわからずに、財布の中の小銭を渡そうとしたときに、ソーマとエマックが「No!No!」といいながら僕のもとにやってきた。
ソーマがいうには、「働けるのに、働かずに人からお金をもらう人がいるから、そういう場合はあげなくていい」ということだった。
あのおばちゃんが働けるのかどうかわからないし、どこまでソーマのいうことを信じたらいいかわからなかったけど、「そういうこともあるんだな」と思った。
ガパン市の夜の景色
そして夜が来た。
しばらく歩いてBBQ屋さんを見つけた。
ローカルな雰囲気にちょっとオドオドしながらも、店員さんにタガログ語で注文すると「よく頑張ってタガログ語で注文したな」という雰囲気の真顔で、グッドポーズをくれた。
そして、そのBBQ串をもって、近くの公園へ移動する。
公園の中には、大観覧車やステージ、屋台が並んでいた。
ベンチに座りさっそくBBQ串を食べる。
うまい…!!!
BBQ串には、甘い酢のようなタレがついていて、はじめて食べる味だった。やっぱりローカルな屋台にはハズレがない。
食べていると、猫がやってきた。サニーさんがときどき猫にBBQ串を食べさせてあげている。僕は、かわいそうだなと思いながらも、猫にあげずに全部自分で食べた。
本当においしかった…。
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