マリーナベイ・サンズ
シンガポールの代表的な観光地に行くことにした。
まずは、「マリーナベイ・サンズ」だ。

巨大な船のようなものを三本のビルが支えている、不思議な形の建物だ。
この建物の中は巨大なショッピングモールになっていた。


この建物の屋上にある船のような場所に行くこともできる。
有料だけど、所定の場所で楽天カードのダイヤモンド会員であることを見せると、無料で屋上まで登れる。
屋上からの眺めはいい。




屋上にはバーのようなものがあって、ご飯が食べれたり、お酒が飲めたりする。
大人の場所といった感じで少し苦手だった。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
このマリーナベイ・サンズの隣には、「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」と呼ばれる場所がある。
そこには不思議な人工物があるらしい。
歩いて向かった。

この道では、たくさんの人がジョギングをしていた。
上半身裸の人もちらほら見かける。

面白い雰囲気の像も見つけた。


そして辿り着いた。

すごくユニークな建造物だ。
遠くにはマリーナベイ・サンズも見える。

どうやら木と木をつなぐ橋の空中散歩もできるみたいだけど、有料なので見るだけにした。

隣にはレストランも併設されている。
植物も見たことがないものばかりだった。




しばらくこの場を堪能したあと、来た道を引き返すことにした。

やさしさってどういうもの?
歩いている途中に、夜のマリーナベイ・サンズを背景に集合写真を撮ろうとしている6人くらいのグループを見つけた。

でも少し苦戦しているように見えた。
日本語を話していたので、一緒に歩いていたソーマが僕に「日本人だよ!GO!(手伝いにいってあげなさい!)」と言う。
「えー、恥ずかしい!」「手伝っていいんかなぁ…」ともじもじしていると、またソーマが「GO!」と言ってくるので、勇気を出して「写真撮りましょうか?」と声をかけてみた。
彼らは一瞬ポカーンとしていたけど、1秒後に僕の言葉が急に頭に入ってきたみたいに「え?いいんですか!?」と返事が返ってきたので、「はい!」と返すと、「お願いします!」と言ってくれた。
写真を撮り終わりカメラを返すと、彼らが「写真撮りましょうか?」と、僕とソーマを交互に見て言った。
僕も1秒ポカーンとフリーズして、「どうしようか」とソーマの方を向くと、ソーマは笑顔で「大丈夫です」と返していた。

そしてお互いに「どうも、どうも!」と言いながら別れた。
ソーマが「あの人たち、喜んでたでしょ。手伝ってよかったでしょ、いいことしたね!」と僕に言う。「でも、せっかくだから、僕たちも撮ってもらったらよかったのに」と言うと、「大丈夫、大丈夫」と返ってきた。
「日本人は優しくしてもらったら、それを返さなきゃ!って思うでしょ」
「でも、優しさは、ただありがたく受け取るだけでいいんだよ」
とソーマは続けた。

なんだか本質的なことを言っているような気がした。

優しさを与えるときに無意識に見返りを求めるから、優しさをもらったときに返さなきゃと思うのかもしれない。それは通貨を使って野菜を買うような行為に近く、それ以前のもっと本質的で本能的な優しさの手触りのようなことをソーマは言っているのかもしれない。

ライトアップされたマリーナベイ・サンズの足元を歩きながら、そんなふうに考えた。

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