【台湾旅行記2 #3】金瓜石の黄金博物館で砂金採り|5284,180,0000円を触る

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砂金採り会場での揉めごと

長い階段を登るとさらに自然の色が濃くなってきた。

ここには昔使われていたであろう、炭坑用の線路や駅などがある。

砂金採りの時間が来たので、列に並ぶ。

それぞれに黄色いカードが配られた。

すると僕たちの後ろにいた女性が、黄色いカードを配っている砂金採りのガイドに大きな声で何かを伝え始めた。揉めているように見えた。

ガイドはその女性になにか説明をし返している。優しそうなガイドだったので、表情が少し泣きそうになっているような気がした。それでも説明のようなもの(言葉がわからないから、そもそも何を言っているのかわからない)を粘り強く続ける。

その様子を見て、僕たちの前に並んでいた女性が、自分が持っている黄色いカードをその揉めている女性に渡した。

そのあとも、その女性はガイドに何かを大きな声で伝えていた。その女性の表情も疲れていて、少し泣きそうに見えた。

パット見た感じでは、最初に揉めた後ろの女性が「悪そうに」みえるけど、言葉がわからないから何もわからない。もしかしたら後ろの女性は正当なことを訴えているのかもしれない。前の女性が親切なのは間違いなさそうだ。

声が大きく、喋るペースが速いからといって、怒っているとも限らない。

日本人の僕から見たら、怒っているように見えても、現地の人にしてみれば普通に話しているだけだったということも十分あり得る。

結局、最初から最後まで何が起こっているのかわからなかったけど、勝手に断定しないほうがいいと思った。

さあ、砂金を採ろう!

そして、ガイドが僕たちを会場に案内し始めた。

「砂金セット」をもらい、みんなと並んで座る。

ガイドがみんなに砂金の採り方を説明する。

30人ほどいたけど、僕たち以外はみんな現地の言葉がわかるようだった。言葉がわからない僕たちがポカーンとしていると、ガイドが「あとで英語で説明しますね」と言ってくれた。

そしてガイドの説明通りにやる。

細かいやり方を忘れてしまったけど、土の入ったお皿を水の中で細かく振動させて、土を取り除いていったり、土が少なくなると今度は、水の中でお皿を三回ほど丸く回したりしながら、一番重たい砂金以外のものを少しずつ取り除いていくというやり方だった。

「砂金が水中に落ちたらどうしよう」と僕たち三人とも思いながら、慎重に動かしていたら、ガイドがやってきて「もっと大きく動かして大丈夫ですよ!」と僕たちの皿を手に取り大きく動かした。

「あぁ…、金が落ちちゃんじゃない…?」という表情をしていた僕とソーマに、「金は落ちないので、大丈夫ですよ!」と言ってくれる優しいガイドさんだった。

そして砂金採り体験が終わった。

ちなみにどこに金があるのかというと、ここにある。

見えるかな?

5284,180,0000円

そのあとは、世界第二位の大きさを誇る「巨大金塊」を触れるというので、触りにいった。

10人くらいの列に並び、金塊を触る。

触った感じは、ただ金属を触っているだけといった感じで、特別なものはなかった。

触り終えたあとに手の匂いを嗅いでみたけど、やはり無臭だった。

ちなみにこの金塊の重さは、220kgある。

2026年6月13日の金の値段で計算してみると、「5,284,180,000円」ということになる。

約53億だ!

意外と安いような、そんなわけないような、訳の分からない巨大な数字を理解しきれないまま、この建物をあとにした。

(ちなみに、大きさ世界一位の金塊は静岡県にあるらしい)

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著者

栃木県在住の35歳。

双極性障害二型(完解済み)・同性愛者。

34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越し、12年間続けた介助の仕事をやめて無職になる。精神安定剤代わりに始めた登山を、毎週続けているうちに、ニュージーランド1300kmのロングトレイルを歩くことができるようになった。フィリピン人の同性パートナーと一緒に生活をしながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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