【フィリピン旅行記3 #1】台湾に行く前に、3度目のフィリピンへ

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成田空港から、人生三回目のフィリピンに向かう。

今回もフィリピン人パートナーのソーマと一緒だ。

そして実はフィリピンの空港でソーマと両親と合流し、4人で台湾を旅行する計画なので、この旅行記はフィリピンよりも台湾の旅行記になる。

もくじ

成田空港でアサヒ生ビールを手渡す

この日は出発まで時間があったので、成田空港のラウンジに入ってみた。

ここは僕が契約している楽天クレジットカードの特典で、無料で入れる。

無料だから、食べ物がないシンプルなところだったけど、入るときに冷え冷えのアサヒ生ビールがもらえるようだった。

ソーマはお酒を飲まないし、僕も断酒しているので「断ろうか?」とソーマに伝えると、「せっかくだし、もらってから、他の誰かにあげてみん?」と返ってきた。

ソーマの案に乗り、冷え冷えのビールを2本もらう。

そしてラウンジ内をうろうろしながら、ターゲットを探す。

すると、日本語を話す、お酒が好きそうな(失礼)二人組のおじさんを見つけた。

ソーマと二人で「あの、すみません、ビールもらったんですけど、僕たち飲めないので、よかったら代わりに飲みませんか?」と声をかけると、おじさんから驚いた様子で「いいんですか?」と返事が返ってきた。

「はい、よかったら!」と答えると、「ありがとうございます!」と恐縮した様子で、おじさんがビールを手に取った。

そのあとは、おじさんたちからは見えないけれど、声は聞こえる場所で椅子に座った。

するとその二人組のおじさんは実は三人組だったようで、合流した三人目のおじさんが「なんで二本あるん!?」と二人に言い「二人組が来て、僕たち飲めないのでって、くれたんよ」と返すと、三人目のおじさんは「ええなぁ…!」と羨ましそうだった。

「ふふふ、三人目のおじさんかわいそうだね」と、ソーマと笑った。

三度目のフィリピン

飛行機から降り、入国手続きを済ませ、空港の外に出た。

空港の外にはたくさん人がいて、それぞれが大事な人を待っていた。再開を喜び、それを言葉にし、ハグをする人たちを見ていると、ソーマの家族も見つけた。

ソーマのお父さん「サニーさん」とお母さん「マリパズさん」、妹の「サラ」とサラの赤ちゃん「アーク」、そしてソーマの実家の隣に住む「アシュリー」が迎えに来ていた。

さっそく車に乗り込む。

明日、台湾行きの飛行機に乗るので、今日はみんなでこの町に一泊する。

今夜のホテルは駐車場付きの一軒家だった。

部屋はこんな感じ。

二階もある。

アシュリーが僕を二階に行こうと誘う。

初めてフィリピンに行ったときに出会ったアシュリーはとてもシャイだったけど、いまは学校で英語も勉強しているので、いろいろ話しかけてくれる。

三年前はマリパズさんに言われて嫌々ダンスを披露してくれてたのに、今回は自分から披露してくれた。

そのあとは一階に戻り、僕たちが日本から持ってきたお土産(食料品)と、ソーマの両親が用意してくれていた食料品を交換し合った。

晩ご飯は、ジョリビーのスパイシークリスピーチキンとご飯と、シーシッグという料理だった。

ジョリビーはサラが買ってきてくれていたし、ご飯と料理はサニーさんが家でつくったものをタッパーに入れて、持ってきてくれていた。

定番のSMモール

そのあとは、みんなでSMモールに行った。

フィリピンの巨大なショッピングモールだ。

田舎に住んでいて、家が裕福ではないアシュリーとっては、とても輝かしい場所だ。アシュリーは目を輝かせながら、店内を歩いている。

途中、メリーゴーランドを見つけた。

アシュリーが乗りたいと、遠慮がちに、だけど乗りたさを我慢できないようなオーラで、せがむ。アシュリーと、サラと、サラの子供のアークが乗る。

そのあとは、ハロハロを食べる。

フィリピンのハロハロといえば、いろんなフルーツが乗っているカラフルなイメージだけど、ここで買ったのは「パンパンガ地方の伝統的なハロハロ」だった。

甘くてクリーミーな美味しいかき氷に、美味しい茶色い何かが乗っている。

カラフルなハロハロは売り切れたようなので、パンパンガ地方のハロハロを買った。(ここは、パンパンガという名前の場所だ)

これがものすごく美味しかった。

ローカル散歩

翌朝、近所を散歩した。

ホテル(一軒家)の隣の家では、お母さんが仕事に行くのを寂しく思う息子がギャン泣きして「行かないで」と駄々をこねていて、それをお母さんがスパルタな感じでしかりつける光景があった。

それをソーマが「フィリピン、スパルタでしょ?」と、笑いながら教えてくれた。

そして、ちょうどゴミ収集車がゴミを集めている時間帯だった。

「おぉ、ゴミ収集車だ」とシャッターを切る。

もう少し歩くと、大きな通りに出た。

実は昨日の夜、ここでたくさんの出店が並んでいたから、そのお店で朝ご飯を買うつもりだったんだけど、お店はきれいさっぱり無くなっていた。

サニーさんが地元の人に聞いてみると「あれは水曜の夜限定」ということらしかった。

なので、適当に通りを歩いてご飯屋さんを探す。

大きなシルバーのトレイに入ったフィリピンの料理を何種類か店先で売っているところを見つけた。

ここで朝ご飯を注文する。

このお店の軒先にあるプラスチックの椅子に座り、買ったものをテーブルに置いて食べた。

サニーさん

お店には女性が二人いて、二人ともフレンドリーだったので、僕も軽い会話を交わした。そして椅子におじいちゃんが一人座っていた。このお店の人だろうと思う。無口でむすっとした顔をしている、昔ながらの職人のような人だった。

朝ご飯の味は普通だった。

食事が終わると「ありがとう」といい、僕たちはまた歩き始める。

ソーマとサニーさんとアシュリーの4人で歩いていたけれど、僕が写真を撮るために一人でどこかに行くと、アシュリーが「ちょっと、こっちだよ」と手を引いてくる。

フラフラしている僕を監視してくれていた。アシュリーを困らせるのが面白くて、僕はまたフラフラ一人で歩く。

途中で、サニーさんが路上にある木の実を取ってくれた。

なんていう名前だったか忘れてしまったけど、「なんとかチェリー」という実を食べた。甘酸っぱい。

久しぶりのフィリピンだけど、春の日本から来たので、暑くてたまらなかった。

ソーマが「暑い。日焼けしてしまう。帰ろう」といい、僕も暑さにうなだれていたので、さっきのお店で買った料理を手に、みんなでホテルに戻った。

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著者

栃木県在住の35歳。

双極性障害二型(完解済み)・同性愛者。

34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越し、12年間続けた介助の仕事をやめて無職になる。精神安定剤代わりに始めた登山を、毎週続けているうちに、ニュージーランド1300kmのロングトレイルを歩くことができるようになった。フィリピン人の同性パートナーと一緒に生活をしながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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