3Dモデリングってなに?1か月半の経験者が解説します

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こんにちは。

僕は一年間の無職生活をしたあと、会社を5つ受け、5つ落ちました。

その最後の会社が、落選通知で電話をくれたときに、あるB型就労移行支援を紹介してくれました。そしてそのB型で勉強できるスキルの一つに「3Dモデリング」がありました。

簡単に説明します。

3Dモデリングとは、3Dのものや人(でもなんでも)をつくる作業のことです。

この画面のなかにある、立方体や円柱、球、円錐やドーナツ型のものを、拡大したり、回転させたり、角を丸くしたり、穴をあけたり、丸っこくしたり、変形させたり、色をつけたり、それぞれのパーツを組み合わせたりしながら、世の中にある物理的なものすべてを作り出す作業です。

ちなみに、B型で使っている3Dモデリングのソフトは「Blender(ブレンダー)」と呼ばれるもので、無料で使えます。無料だけど、これで仕事をするのに十分なくらいの機能をそなえたソフトです。

ほかにも、いろんなソフトがあるらしいですが、無料かつ多機能ということになると、このBlenderがダントツでおすすめらしいです。

ちなみに!

「3Dでものを作って、それが何になるの」と思われる方に、3Dモデリングがどんな場面で使われるかを、ザっと説明します。

まずは、ゲームです。

ゲームで出てくる3Dの小物やキャラクター、背景などは、ほとんどが3Dモデリングで作られたものらしいです。そして、難易度が高そうですが、CG映画もそうです。あとは、建築物のイメージを3Dで作ったりもするらしいです。

ほかにも、車や家電の設計にも使われるし、医療の分野にも活用されている(手術シュミレーションなど)ようです。カタログの商品を3Dで見せることにも使われているし、歴史的建造物の復元や、バーチャル博物館をつくる動きもあるようです。

そして、メタバースと呼ばれる仮想空間をつくることが始まっていますが、その中にあるものはすべて仮想のものなので、ほぼすべて3Dモデリングでつくられているようです。

教育の場でも、いままでだったら教科書で平面のイメージで伝えていたものを、3Dで教えることができたら、理解しやすくなる人も増えると思います。

そんな感じで、意外と、ありとあらゆるところに活用されているし、されはじめているようです。

ということで、B型でスキルを教えてもらいながら、できた最初の作品がこれです。

積み木の家

え…

がっかりしました?

こんなもんかよ~、と思いましたか?

違うんです、毎日、3Dモデリングの勉強を続けて、徐々に複雑なものを作れるようになっていったんです。

パルテノン神殿

ちょっとよくなったでしょ?

フォトフレーム

少しずつ、本物っぽくなってきてるでしょ?

三輪車

だんだん良くなったでしょ?

商店街

作りは荒いけど、面白いでしょ?

車いす

かなりリアルでしょ!?

…という感じで、最初の積み木の家から始まり、今ではかなりリアルにつくれるようになってきました。

ちなみに、この車いすの画像は3Dのモデルをレンダリングしたものです。レンダリングとは、一枚の写真のようにおさめることをいいます。

こんなふうに、つくった車いすに色つきの背景を加えて、ライトをセットし(強さも自分の好みで合わせ)、カメラの画角も自分でセットし、写真を撮る(=レンダリングする)。

そんな風に、やりこみ要素が満載の遊び(仕事)が3Dモデリングなんです。

こうやってつくったモデルが買われて、ゲームの中の世界に小道具として、ちょこんと置かれているわけです。面白くないですか?

ちなみに、こんなB型に巡り合えて、僕はラッキーだったなと思います。

5社全部落ちてよかったなと、心底思います。

なので、次の記事では、僕が通っているB型の詳しい情報、実際にどんなことをして今に至ったかなどを具体的に書いてみようと思います。

ちなみに先に書いておくと、僕の通っているB型の名前は就労移行支援noix(ノア)というところで、埼玉県にあります。検索すると、就労継続支援B型事業所blossom(ブロッサム)というところも出てきますが、同じところです。

あまり詳しくは知らないのですが、全国に3、4か所拠点があって、(確か)埼玉県の事業所だけ名前がノアだということだったと思いますが、ここはどうでもいいことなので、ブロッサムという名前が出てきても混乱しないでくださいということだけお伝えします。

ちなみにこのB型はオンラインで通所が可能なので、場所に縛られません。

僕は栃木県に住んでいますが、オンラインで埼玉県の事業所にビデオ通話をつなげた状態で、いつも3Dモデリングの作業をしています。

そして僕は、この技術を無料で教えてもらっています。

前年度の所得金額で、通所の負担額が変わるそうです。僕は前年度、無職だったので無料になりました。(利用者の9割が無料で通所できているようです)

そして無料どころか、工賃として月に17000円ほどもらっています。(スキルの習得度合いにより、金額は多少変わります)

B型は障害者を対象とした事業所ですが、ホームページを見ると、リュウマチや糖尿病などの持病を持った方も対象になるようです。ただ、僕はこのことに詳しくないので、ホームページを見るか、実際に問い合わせて聞いてみてください。

ここにホームページを張っておきます。

ちなみに、自分に3Dモデリングができるのか?と思われた方。

利用者の9割が未経験で始めたようです。(僕もです)

次回はそのことについて、未経験でも技術が身に着けられるサポート体制や、僕がここに通所するまでに経験したことなどを具体的に紹介します。

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著者

栃木県在住の35歳。

双極性障害二型(完解済み)・同性愛者。

34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越し、12年間続けた介助の仕事をやめて無職になる。精神安定剤代わりに始めた登山を、毎週続けているうちに、ニュージーランド1300kmのロングトレイルを歩くことができるようになった。フィリピン人の同性パートナーと一緒に生活をしながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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コメント一覧 (4件)

  • ほほぉ。。。なんかすごいねぇ。私には全くできる気がしないんだけど(笑)割と短期間ですごい進歩してるのがびっくり!パソコンで色々出来る時代って言われるけど、こういう細かいことから大きいことまで含めて合わさって一つのものができてたりするんだねぇ。。。

    • そうなんですよ!
      僕も、いままで3Dモデリングという言葉すら知らなかったのですが、やってみると、ははぁ、こういうものがいろんなところで使われてるんだなぁと気が付きました。
      いろんな技術が日常に眠っているんだなぁと思いました。

  • お久しぶりです。いやはや、積み木の家から車椅子までの進化が凄いですね。努力の成果ですね。車椅子リアルに写真かと思いました。私も実は事業所に通っている方々に関わる仕事をしていてまたまた親近感が湧いてコメントしちゃいました。そのうちフィリピンから彼女が日本に来たら4人でどこかでお会いできる日が来たら良いなぁと勝手に思っています。ではまた来ます。

    • お久しぶりです!
      そうなんです、どうやら一人でコツコツ集中する作業が向いているみたいです。そして、事業所の仕事をされているんですね!こっちもびっくりしました!
      4人でどこかで会う計画、いいですね!面白そうです。僕のパートナーにも聞いてみます。いつ彼女さんが来られるかわからないけど、僕もそんな日が来たらいいなぁと思います。
      また来てください!

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