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【国際恋愛】言葉の壁を乗り越える!フィリピン人パートナーとの会話で役立ったおすすめの英語学習本2選

もくじ

はじめに

フィリピン人パートナーと交際を始めて5年が経ちました。

出会ったときの僕の英語力は、中学・高校で習った受験英語レベルで、文章がつくれたり会話ができたりするレベルではありませんでした。

パートナーと出会ったときの僕の年齢は29歳で、高校を卒業してから10年以上経っていたので、習った受験英語もほとんど忘れていました。なので、パートナーとの会話は簡単な英単語で話すか、Google翻訳を使いながら会話をするという、まどろっこしいものでした。

そうなると、「自分の言いたいことが伝わらなかったり、相手の言っていることを何度聞き返してもわからなかったり」とストレスが溜まっていきます。

あまりにも、その「言葉の壁」がストレスだったので、「英語を習得するしかない」と英語の学び直しを始めました。

その中で、特に英語の習得に役立った2冊を紹介します。

その前に、この記事を客観的に判断できるように僕の英語力について伝えさせてください。僕がもっている英語の資格はTOEICで、スコアは800点です。

極端に高いスコアではないですが、TOEICのための勉強はしておらず、パートナーや他の外国人との英会話をスムーズにするための勉強に重点を置いたうえでの点数です。なので、日常会話は問題なくできます。

自分の英語学習スタイルについて

学習方法についても前置きをさせてください。

僕はもともと中学・高校で受験英語を勉強していたので、それ用の「骨格」ができあがっていました。「単語・文法」を大事にするという考え方です。

だから、僕は「単語・文法」中心の学習方法しか知りません。

世の中には「文法よりも、英語をとにかく浴びて感覚でマスターする」など、いろんな英語の学習方法が宣伝されていますが、僕は受験英語の「骨格」ができあがってしまっているので、そのような学習方法についてはよくわかりません。

ということで、今回紹介する書籍は、「単語・文法を中心とした僕の学習方法」に役立ったものを選んでいます。

単語:「英単語の語源図鑑」

まずは、単語を知らないことには何も始まらないですよね。

細かな文法がわからなくても、単語さえ知っていれば、なんとかなるかもしれない。なので、受験英語スタイルだろうが、なんだろうが、単語の習得は避けて通れません。

だけど、アルファベットがランダムに並べられている暗号のような単語を覚えるのは、大変です。

僕が高校生のときは、無理やり力ずくで暗記していたのですが、大人になって学び直しを始めたときにこんな本を見つけました。

この本は、英単語の語源についてイラスト付きでわかりやすく紹介しています。

わざわざ語源から覚えるのは遠回りな気がするかもしれませんが、それは逆で、結果的に一番の近道になります。

漢字には「偏(へん)・旁(つくり)」がありますよね。

「さんずい」や「にんべん」などです。サンズイがつけば、水に関係する漢字なんだなとわかります。(泳ぐ、洗う、流す)

英語もそれと同じものがあります。

例えば、inhale(インヘイル)は「吸い込む」という意味です。

inhaleのinは「中に」という意味があります。そしてinの対義語はexで「外に」という意味があります。

なので、exhale(エクスヘイル)は「吐き出す」という意味になります。

他にもexを使った単語でいえば、express(エクスプレス)「表現する」、export(エクスポート)「輸出する」、exit(エクジット)「出口」などがあります。

ex(外に)press(押し出す)で「表現する」
ex(外に)port(運ぶ)で「輸出する」
ex(外に)it(行く)で「出口」

例えば海外旅行にいったときに、単語がわからなくても、exがついているから「こういう方向性の単語かな」と推測することができますよね。

ちなみにinhaleにerをつけると、inhaler(インヘイラー)になり「吸入者、(喘息や鼻炎用の)吸入器」という意味になります。

動詞など(inhaleなど)にerやorをつけると、それをする「人やモノ」という名詞に変わります。

influence(インフルーエンス)「影響を与える」→influencer(インフルエンサー)「影響を与える人」

translate(トランスレイト)「翻訳する」→translator(トランスレイター)「翻訳者」

こんなふうに、inhaleという単語から派生して他の単語を考えてみましたが、語源を覚えることで一気に覚えられる単語が増えます。

訳のわからないアルファベットの羅列ではなく、いろんな意味の集合体として単語を覚えられるので「そういうことだったのか!」と勉強が楽しくなります。

なので、単語を語源から覚えるというのは、遠回りのようで近道なんです。

文法:「一億人の英文法 」

この本は、英語学習者に全力でおススメしたい文法書です。

「文法」ってどんなイメージがありますか?

僕は「堅苦しくて」、なんでそうなるのか意味がわからず「ただただ暗記しなければいけない、つまらないもの」だと思っていました。

「have+過去分詞で現在完了形だ」といわれても「なんのこっちゃ」と逃げ出したくなる。

「ここはtoじゃなくてforを使う」といわれても「なんで~?」と謎が増えてゆく。

「aとtheの違い」が全然わからなくてどうしたらいいかわからなくなる。

高校時代に初めて文法書というものを授業で使うようになったのですが、ただひたすら「構文」というものの丸暗記で、テストでいい点は取れても「英語の文章が作れない・話せない」という状態でした。

大人になって学び直しを始めても、相変わらず、英語の文章の作り方がわからなかったのですが、この本に出会って「あれっ、英語の文章ってこんなにシンプルな発想で作れるんだ。僕は変に難しく考えすぎていたのか…」と、気が付きました。

この本は、構文の丸暗記とは対極にある文法書です。

全ての文法について、「どうしてそうなるのか」という理由が、感覚的に描写されています。

頭で小難しく理解するのではなく、ネイティブスピーカーの視点に立って、イラストや図を使い、フィーリングで読者を納得させてくれます。

通常の文法書では、英語を日本人の感覚に近づけて日本人として理解するのだと思いますが、この文法書は日本人が英語の感覚を身につけて、ネイティブの視点で学習していきます。

なので、文法を勉強しているつもりでも、「英語の発想」といったネイティブの感覚ごと身につけられるので、わかりやすいし、なにより楽しくて英語が好きになります。

ゴチャゴチャ書きましたが、「フィーリングで教えてくれるのでわかりやすくて、とにかく面白い!」一冊です。

おわりに

今回紹介した本以外にも、いいものはたくさんあるのですが、この2冊はかなりおススメできる本なので紹介しました。

英語を習得すると、本当に世界が広がります。

外国人パートナーと楽しくコミュニケーションができるのはもちろん、他の外国人とも気軽に交流ができて世界が広がることで、格段に選択肢が増えます。

仕事でいえば、いまの仕事に英語を掛け合わせるだけで特別なものになるし、海外移住をすることだって一段ハードルが下がります。

海外旅行でも現地の人と話すことができたら、はるかに楽しくなります。海外の友人をつくることも一段と簡単になります。

そこからいろんな展開が生まれます。

英語を学習する前は、まだその世界が見えませんが、英語を習得したあとに「英語を学習して本当によかった」と思うとおもいますよ。

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著者

栃木県在住の34歳。
34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越したばかり。仕事もやめて、無職になる。同性愛者・躁うつ病患者(現在は寛解している)。趣味は登山。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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