【テアラロア Day74】腰が痛い

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今日は昨日の反省を生かして、二人とも早起きをした。

それでも、準備に時間がかかる二人なので、出発できたのは9:00だった。

そして二人とも黙々と歩くタイプなので、お互いに自分のペースで黙々と歩いた。

これが、最後の道なんだな。

最後なのに、実感が湧かなかった。だから、これまで歩いた日々を無理やり思い出そうとして、最後を上手く飾ろうとした。

だけど上手く思い出せないので、それはやめて、また黙々と歩く。

今日も腰が痛い。

歩いているときは大丈夫なんだけど、座った状態から起きあがろうとするときや、身体を捻るときに、結構な痛みが走る。

テアラロアの最後を飾るクイーン・シャーロット・トラックを歩いていることよりも、腰の痛みに気を取られている。

「帰りの飛行機、12時間も座るけど大丈夫なのかな」とか思いながら不安になる。

まぁ、なんとかなるだろう。このテアラロアに、そう教わったじゃないか。

そして、今日のキャンプ場に着いた。

エミリーと二人で晩ごはんを食べたあと、テントを張る。

夜9時になると、外は真っ暗になった。

テアラロアを歩き始めたばかりのとき、夜の11時になって、やっと真っ暗になることに衝撃を受けたけど、ニュージーランド人のエミリーも驚いたようだ。

彼女は北島の北の方に住んでいるので、南島の南が、こんなに遅くまで日が出ていることを知らなかったようだ。

そしてお互いに、それぞれテントに入って自由な時間を過ごす。

僕はチーズとチョコレートを食べる。彼女のテントからも何かを食べている音が聞こえる。

山深いところを歩いていたときとは違い、気の抜けた、穏やかな夜だった。

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著者

栃木県在住の35歳。

34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越し、ヘルパーの仕事をやめて無職になる。躁うつ病(完解済み)・同性愛・発達障害グレーゾーン当事者。趣味は登山で、ニュージーランド1300kmの歩き旅を終えたばかり。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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