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【フィリピン旅行記 ♯4】フィリピンのマーケットに潜入&一人で買い物に挑戦すると店員さんが優しく付き合ってくれた

もくじ

フィリピンのマーケットへ!

この日は早朝から、一日が始まった。

5時半に家を出発し、ソーマとサニーさんの三人でマーケットへ向かう。移動は「トライシクル」という三輪車タクシーを使った。フィリピンではメジャーな移動方法だ。

人生初めてのマーケットにドキドキしていた。

そしてここで、ずっとやってみたかったことにチャレンジしてみた。「はじめてのお買い物」だ。助けは一切なしで、簡単なタガログ語を使い、商品をゲットしてみたかった。

「マガンダン ウマ―ガ」
おはようございます、と切り出す。
相手のお姉さんは、なんとかタガログ語でコミュニケーションしようとしている外国人の僕に、微笑みながら「マガンダン ウマーガ」と返してくれる。

「マグカーノ ポ イト?」
これいくらですか、と尋ねる。
twenty six とか thirteen two とか、英語が返ってくる。フィリピンの言葉はところどころ英語が混ざっているのが特徴だ。

「ブミリ ポ イト」
これください、と言ったあと商品が手渡され、お金を渡す。「サラマッポ」とお礼をいい、はじめてのお買い物完了!

その後、店員のお姉さんはソーマやサニーさんと話をして僕のことを聞いていた。どうやら、僕のことを韓国人だと思っていたようだった。

マーケットでの買い物が終わり、またトライシクルに乗って家に帰る。

地面の凸凹が振動として伝わる、ドアがないので外の空気が直で入ってくる。気分の高揚を感じた。

家に着いて、朝食と戦利品のデザートを食べる。

はじめてのお買い物で「一人で買えた!」と喜んでいたので、小さなお菓子にも満足感が漂う

小学生ぶりの「はじめてのお買い物」だった。

海外に行くと、いままで人生で経験したはじめてをもう一度経験し直せることに気が付いた。日本の日常生活では、もうあまり「はじめて」は経験できないので、心が生き返ったような気分になった。

ソーマの家を案内してもらう

そして、そのあとはマリパズさんとサニーさんに家を案内してもらった。

マリパズさん、お気に入りのダイニングテーブル
マリパズさんはいろんな国のマグネットをお土産としてもらうのが好き。マグネットを見ると、それをくれた人のことを思い出せるから。
料理が得意なサニーさんの調理場
サニーさんとマリパズさんの部屋
サニーさんのお庭紹介
ウサギです
カッコいいニワトリ
これは、井戸水

エマックの実家を訪問してカラオケで歌う

そしてお昼になり、みんなでエマックの実家に訪問する。

エマックのお父さんとお母さん、妹さんにはじめて会う。フィリピンにいってから毎日「はじめての人」に会うので、少し慣れてきた。

一番右がエマックのお父さん、左から二番目がお母さん。
魚は、こういう料理なんじゃなくて、ただ間違えて焦がしてしまったみたい。
「カレカレ」というフィリピン料理

みんなで昼食を食べたあとは、カラオケをしたり近所を散歩したりして、のんびりしていた。

カラオケには、もちろん日本語の歌がない。タガログ語か英語だけ。なので、知っている洋楽を3曲歌い終わると、持ち歌が尽きた。洋楽をもっと覚えたいと思った瞬間だった。

ちなみに、フィリピンではカラオケが大人気。家にカラオケマシーンがあるのは珍しい光景ではないし、カラオケマシーンをレンタルすることもあるらしい。

そしてフィリピン人の歌唱力は半端ない。

一番手前がエマックの妹「サンシャイン」さん、まぶしいです。
エマックの家の周りの景色
これは、通常のバナナとは少し違った品種のバナナらしいです、「セニョリータバナナ」というみたいです。

フィリピンの散髪屋さんで髪型をキメる

そのあとは、散髪屋さんにいった。

海外にいって経験してみたかったことの一つだ。

これもタガログ語でどういったらいいか、あらかじめエマックに聞いていたので、店員さんと直接やりとりをした。店長さんは静かな笑みを浮かべて、僕のつたないタガログ語に付き合ってくれた。

右のおしゃれな人が店長さん、この方に切ってもらった。

散髪が終わり、会計を終えたあとのことだった。

「ここでは、会計が終わってお釣りをもらったら、必ずその場でお釣りの金額が合っているか数えなさい」と今朝のマーケットで、ソーマから教わっていた。デジタルな会計マシーンではなく、手で数えて渡されるので、合っているか確認しないけないということだった。

散髪屋でお釣りをもらったあと、その場で確認しないといけないのはわかっていたんだけど、どうしても「失礼かな」という気持ちがあって確認できずに、その場を立ち去ろうとした。

そこでソーマが「こらこら、ちゃんと数えなさい」とやってきた。

結局、店員さんの前で数えたけど、数えている間は、なんだか気まずかった。でも、店員さんも気分を害するというような様子は一切なく、当たり前の行為を見ているといった様子だった。

本場のロミに出会う

そしてそのあとは、散髪屋さんの近所にあるレストランにいった。

そこで、持ち帰り用のピザと、その場で食べる用の「ロミ」を注文する。ロミは海鮮系ラーメンのような食べ物で、僕の好きなフィリピン料理の第4位だ。

上にのっているのは、「チチャロン」という豚の皮をカリカリに揚げたフィリピン名物です。

ちなみに、散髪屋さんで切ってもらった結果も載せておく。

ポッキーゲームをお願いする

そのあとは、家に戻った。

ソーマ&サニーさん&マリパズさん&僕の四人で、持ち帰ったピザをベランダで食べる。

2月だったけど、夏の夜のような暖かさと雰囲気。

テーブルの上にハート形のクッキーを見つけた。

バレンタインデーも近いので、サニーさんとマリパズさんに「そのクッキーで、ポッキーゲームをして」とお願いする。同時にポッキーをくわえて、それぞれお互いの方向に食べ進めるという、あのゲームだ。

二人とも「えぇ!」というような照れたリアクションをしていたけど、客人の僕を楽しませるためか、やってくれた。

これはポッキーゲームをする直前の様子だけど、写真から雰囲気がよく伝わるような気がする(笑)

夏の夜。

日本から遠く離れたフィリピンのどこかで「いいなぁ…」とその光景を眺めながら、しみじみとしていた。

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著者

栃木県在住の34歳。
34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越したばかり。仕事もやめて、無職になる。同性愛者・躁うつ病患者(現在は寛解している)。趣味は登山。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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