【国際恋愛日記】フィリピン人パートナーとリサイクルショップ巡りをする

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外国人であるパートナーと外出するとき、僕はいつも緊張している。
過去に嫌なことをされたトラウマがあること、そもそも僕は感受性が強いこと、そしてパートナーを強く愛しているゆえに守りたいという気持ちが過剰に働くことの3つの理由があるからだ。
だから僕たちは家の中で過ごすことが多いけど、僕の体調のいいときは外に出かけるようにしている。だって、もったいない!せっかく二人でいられるのに!
この国際恋愛日記は、そんな状況にいるからこそ、なんでもない日常の出来事が、特別で幸せなことだと実感できる僕の、平凡で特別な日常を描いた日記だ。

この日はレンタカーを借りられたので、ドライブデートをすることにした。

ただ近場の観光地は大体行きつくしているし、夏で暑いので、栃木県内のリサイクルショップ巡りをして、掘り出し物を探そうということになった。

パートナーであるソーマは、氷をたくさん入れた魔法瓶とイオンで買った128円のジンジャエール2Lを車に持ち込んだ。これで、いつでも冷え冷えの美味しいジンジャエールが飲めるというわけだ。

そして、スナック菓子と龍角散のど飴も用意してあった。

こういうものが、ドライブを楽しくしてくれる。

まずは、日光市へ向かった。

日光のBOOKOFFに立ち寄る前に、イオンモールがあったので寄ってみた。

日光東照宮がある日光市は、観光地以外の場所は結構田舎だ。日光のイオンモールも僕たちの街にあるものと規模はほとんど同じくらいで、どちらも田舎の小さなイオンモールという感じだ。

中に入っているお店も、僕たちのイオンモールとあまり変わらなかった。

セリア、靴屋さん、眼鏡屋さん、マクドナルドなんかがある。二人で、どっちのイオンモールのほうがいいかを話しながら中を歩いた。

「これだったら、自分たちのイオンモールのほうが都会っぽくない?」とソーマにいうと、「でも、このイオンモールにはフードコートがあるよ」と返ってきた。

でもフードコートに入っているレストランは一つだけで、名前も知らないレストランだった。

田舎の中にあるちょっと大きなショッピングモールの中に、どんなお店があるのかを、ワクワクしながら探検するのは楽しい。お金を使わなくてもできる遊びだ。

そしてイオンモールのあとは、BOOKOFFに向かった。

BOOKOFF+という名前の店舗で、広い店内には衣料品や電化製品、食器や置物などが並んでいる。そして、一角にはトレーディングカードスペースがあり、人々がそこで楽しそうにカードゲームをしている。にぎわっていて、居心地のいいBOOKOFFだった。

買い物を済ませたあとは、同じ敷地内にある「バーミヤン」でランチを食べることにした。

ちなみに、僕もソーマもバーミヤンは行ったことがない。

僕はずっと愛媛県に住んでいたので、バーミヤンやサイゼリアとは無縁の生活を送っていた。

ちなみに、愛媛県民のためにわかりやすく説明すると、サイゼリアがイタリアンのファミレスで、バーミヤンが中華のファミレスだ。

だから「初めてのバーミヤンを試してみよう!」ということになった。

お盆なので店内は込み合っていたけど、席は空いていたので、すぐに座れた。

冷房がしっかり効いているので、熱々の中華が食べたくなる。メニューを開くと、いろんな種類の美味しそうな中華の写真が並んでいた。まずはファミレスに来たら絶対にたのむドリンクバーを注文した。そして、チャーハンやラーメン、唐揚げや豚のカクテキなどを、安さと量を考慮しながら、慎重に選んだ。

ちなみになんと、バーミヤンのドリンクバーには、中国のいろんな種類のお茶がたくさんあった!

なので、左手にコーラを、右手に「鳳凰水仙茶」を持ち、テーブルにつく。

料理は美味しくて、値段も安かった。

調べてみると、ガストやバーミヤンは「すかいらーくグループ」という会社が経営しているらしいのだけど、他にもいろんなレストランを出店しているので、「いつか、すかいらーくグループのレストランを全部試してみよう!」という話をして、お店を出た。

いいランチだった。

そのあとは、日光にある大きな倉庫のようなリサイクルショップに行った。

衣料品の値段はあんまり安くなかったけど、代わりにプレート類がめちゃくちゃ安かったので、かわいい食器を一つ買った。

大きな食器。これがたったの200円

店を出ると大雨になっていた。

僕は走って車に戻り、車をお店の入り口につけた。お店の入り口で待っていたソーマが走って、車に入ってきた。二人とも、ほんの少しの距離を走っただけなのに、びしょ濡れになった。それくらい雨がすごかった。

そのまま大雨の日光市を走っていると、歩道の排水溝からは水が逆流しているのが見えた。道路にも、ものすごい量の水が溜まり、一面、雨の世界だった。

僕たちは、日光市から宇都宮市のリサイクルショップに向かって走っていた。

日光市を抜けると、雨はだいぶ弱くなった。

日光市と宇都宮市の間の田舎道を走っていると、遠くでカモの行列が道路を横断しているのが見えた。このまま進むとひいてしまうので、ハザードランプをつけて、カモの行列の前で停車する。

親ガモが1羽と、子ガモが6羽いた。

カモたちは、僕たちが待っているのを見て焦るわけでもなく、親ガモが子ガモに「急ぎなさい」とせかすわけでもなく、自分たちのペースで歩いていた。

それを見たソーマが「僕たちのこと全然気にしてないね!ハハハ」と笑っていた。

それを聞いて、本当にそうだなぁと思った。

一瞬、人間社会から抜け出したような気がした。そして生物の原型を見たような気分になって、ものすごく癒された。

宇都宮市のリサイクルショップに到着した。

掘り出し物を見つけたので、商品と一緒にレジに向う。レジの店員さんはオシャレで、個性的なファッションと髪形をしていた。

そのあとは、リサイクルショップの隣にあるマクドナルドで晩御飯を食べた。

ソーマも僕も、普段はマクドナルドに行かないので、これも新鮮な体験だった。チキン入りのハンバーガーとポテトとジュースの3つで500円だったので「悪くない値段だね」と二人で話した。

そうやって話しながら店内で食べていると、さっきのリサイクルショップのオシャレな店員さんが、自転車に乗って走っているのを見つけた。どうやら仕事が終わったようだ。

ちなみに、魔法瓶に入れておいた氷が全部溶けてしまっていたので、マクドナルドでもらったジュースの中に入っていた氷を、二人分持ち帰った。

そして車の中で、その氷を魔法瓶に移し、ペットボトルのジンジャエールも移す。

これでまた、冷え冷えの美味しいジンジャエールが飲める!

うまく物を活用した満足感があった。

そのあと僕たちは、別のリサイクルショップへ向かった。

しばらく商品をあさっていると、ソーマがやってきて「さっきの店員さんがいるよ」と僕に教えてくれた。

「え、ほんと!?」と驚きながら店内を歩くと、さっきのオシャレな店員さんがいろんな服を手に取りながら、身体に合わせて、商品をチェックしていた。

店員さんが働いていたお店も、今いるお店も「セカンドストリート」という同じ名前のお店なので、仕事帰りに別の店舗に寄るだなんて、本当にファッションが好きなんだなぁと思った。

お店を出ると、時刻はもう19:30になっていた。

今日はかなりの数のリサイクルショップに行ったので、僕たちは二人とも、興奮と満足感でだいぶ疲れていた。真っ暗な帰り道を、家まで走りながら、「今日はいい一日だったねぇ!」とソーマに伝えた。

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著者

栃木県在住の35歳。

双極性障害二型(完解済み)・同性愛者。

34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越し、12年間続けた介助の仕事をやめて無職になる。精神安定剤代わりに始めた登山を、毎週続けているうちに、ニュージーランド1300kmのロングトレイルを歩くことができるようになった。フィリピン人の同性パートナーと一緒に生活をしながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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コメント一覧 (2件)

  • 私も車で出かける時には、炭酸のペットボトルに水を1/3くらい入れて冷凍したものをいくつか持っていきます。溶けた水をそのまま飲んでも良いし、持っていった飲み物がいつでも冷たく飲める!マックの氷は飲み干したあとそのまま別ドリンクを入れます!
    同じような人がいると嬉しいもんだね(笑)
    ちなみに、サイゼリア最近出来ました!バーミアンは昔あったよ!

    • 同じことやってたんですね!
      マックの氷とお手拭きは、再利用できますよね!
      そして、愛媛にサイゼリアができたんですね。ついに進出!バーミヤンも昔あったんだぁ、知らなかった。

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