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【今を生きる】退職後、日々を全力で生きられるようになり、小心者が改善した

仕事を辞めて、変わったことがあります。

一日一日が、新しい一日だと感じられるようになりました。

そして、今日というこの一日を「どう創造しようか」「どういう風に設計しようか」と、毎日にオリジナリティと新鮮さを感じられるようになり、日々をより全力で生きられるようになりました。

なぜ、そうなれたのか考えました。

会社勤めで仕事をしていたときは、いつも全体像を見ていました。

「この一週間」「この一か月」「この一年」というふうに、無意識になんとなくですが、常に先を計算していました。そして、「この一週間という全体から見たときに、今日使えるエネルギーはこのくらいだ」というふうに、先のためにエネルギーを温存したり、蓄えたりしていました。

それ以外にもあります。

僕は会社勤めをしていた12年間、ずっと風邪をひかないように気を付けていました。勤務がある日も、休みの日も、365日です。

その理由は、僕が小心者だからです。

風邪をひいて、上司に「休みが欲しい」と電話や連絡をすることを極度に恐れていました。

別に僕の上司は、それで理不尽に怒鳴ったり、威圧してくるわけではありません。なぜかというと、僕の性格はかなり繊細で、上司の声のトーンの微妙な変化や、ちょっとした間などから、相手の気持ちを勝手に悪い方向に想像してしまい、勝手におびえてしまいます。

怒りなどの人の負の感情に対して、ものすごく恐怖心があるため、「絶対に風邪をひくわけにはいかない」と、毎日いろんな風邪対策をし続けていました。

あまり疲れることもできませんでした。

「疲れすぎると風邪をひく可能性が上がる」と、疲れに対しても恐怖心がありました。なので、「本当は自分はこうしたい」「自分の気の向くままに行動したい」と思っていても、いつも自分に制限をかけていました。

ですが、仕事を辞めることで、そういったことから自由になれました。

だから、毎日、先のことをあまり考えずに全力に近い状態で生きられています。すると、なんとなく心のパワーのようなものが高まっていくのを感じます。

そして、仕事がなく先の予定がないため「今日一日をどんなふうに生きるか」と、いい意味で毎日「捨て身」のような感覚で生きられています。なので、外で人とすれ違うときや、なにか新しいことにチャレンジするときも、「こわくても、嫌なことがあっても、どうせこの一瞬も全て終わる」という感覚が、僕を勇気づけてくれます。

仕事を辞めるというのは、かなりハードルの高いことだと思います。

僕も貯金がそんなにたくさんあるわけではなく「これからどう生きていけるのか」常に模索していますが、この事実は事実として、ここに記録しておきます。

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著者

栃木県在住の34歳。
34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越したばかり。仕事もやめて、無職になる。同性愛者・躁うつ病患者(現在は寛解している)。趣味は登山。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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