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【ガイド付き】家にいながら、登山をしているような気分にさせるブログ

りゅーやん

おはようございます。
登山ガイドのりゅーやんです。ガイド経験はない素人なのですが、一度ガイドをしてみたかったので、この場で経験させてもらいます。よろしくお願います。

りゅーやん

これから、登山口に向かいますね。朝ご飯は、何を食べましたか?

りゅーやん

あっ、これこれ。
ここです、登山口。写真のド真ん中、やや右のところにかすかに道が見えますね。

りゅーやん

そうです、ここです。

りゅーやん

うっ…
ごめんなさい。こんなに歩きにくい山だとは思っていなくて。この山、はじめてなんですよ。しゃがんで歩きましょう。

りゅーやん

いてて…
トゲトゲの植物がありますね。気を付けてくださいね。

りゅーやん

あっ、右を見てください!
景色が見えますね。景色が見えると、心が少し落ち着きますね。

りゅーやん

あっ、左を見てください!
ここにかすかに踏み跡がありますね。少し歩きやすそうです!ここから、尾根に上がりましょう。

りゅーやん

地図を見るかぎり、この歩きづらい道はそんなに続きません。ここだけ、ちょっと頑張りましょう。

りゅーやん

あぁ、視界がひらけてきた!

りゅーやん

いいですね!
歩きやすくなりました。このまま斜面を登っていきましょう。

りゅーやん

尾根にのりました。
ここからは歩きやすい道が続くので、安心してくださいね。

りゅーやん

無造作ですよね。
心がしんどいときは、この無造作な自然の中にいると、少し慰められるような気分になるんですよね。これでいいんだ、と。人間世界は少し整いすぎていると思いませんか?

りゅーやん

陽が射してますね。嬉しいですね。

りゅーやん

歩くのに集中していると、前しか見えなくなるんですよね。立ちどまって、周りの景色を見るのもいいですよ。

りゅーやん

植物の種類が変わってきました。

りゅーやん

松ですかね?
松の絨毯で足元がふかふかです。気持ちいいですね。

りゅーやん

今度は落ち葉でふかふかです。

りゅーやん

そういえば、水飲んでますか?
もう一時間も歩いているし、今日は暖かいので、のどが渇いてきました。

りゅーやん

こんな山のなかで心細くなってきましたか?そんなときは一点に集中してみましょう。

りゅーやん

地面をじーっと見つめていると落ち着くんですよね。
僕だけでしょうか?

りゅーやん

12時のチャイムが聞こえてきましたね。田舎ではお昼と夕方にチャイムが鳴るんですよ。びっくりしましたね。僕は夕方のチャイムが好きですね。趣があって。

りゅーやん

ちょっと何か食べましょうか?
あっ、二時間前に朝ご飯を食べてきたから、まだ、そんなにお腹がすいてないんですね。わかりました。僕はアメをなめておきます。アメはいいですよ。

りゅーやん

ところでお昼ご飯はなにを持ってきましたか?

りゅーやん

そんなに危なくはないですけど、右側注意してくださいね。

りゅーやん

疲れてないですか?

りゅーやん

あぁ、気持ちのいい青空ですね。
ずっと続けばいいのにって思っちゃうんですよね。ずっと続いたら僕たちの心はどうなっちゃうんでしょう?

りゅーやん

なんだか雰囲気が変わってきましたよ。

りゅーやん

ここ、いい雰囲気です!
ちょっと座って休みましょう。

りゅーやん

山で座るのは、気持ちがいいでしょう?

りゅーやん

大きなキノコですね。
焦げているようなデザインですね。

りゅーやん

おっ、これは…

りゅーやん

廃道と合流しましたね、降りてみましょう。

りゅーやん

おぉ!なんだか興奮します。

りゅーやん

冒険映画の世界に入った気分ですね。

りゅーやん

そして、これがヌタ場と呼ばれる場所ですね。
イノシシやシカがここで身体を洗うそうですよ。

りゅーやん

まっすぐに行く道と左にそれる道がありますが、ここは左に行きましょう。

りゅーやん

車道に出ました。
ホッとしますね!

りゅーやん

あっ、集落が見えますね。

りゅーやん

廃家がありますよ。

りゅーやん

この先にお城があるみたいですね。城跡ですかね?

りゅーやん

さぁ、また山に入りますよ。

りゅーやん

笹だらけで歩きづらいですが、少しだけ頑張ってください。

りゅーやん

山頂まで、あと少しですからね。

りゅーやん

おおっ!
イノシシが横切っていきましたね!
落ちついてください。野生生物はこちらから攻撃しない限り、基本的には襲ってこないので、大丈夫ですよ。
ただ、こわいですよね。わかります、僕もいま胸がドキドキしています。

りゅーやん

これが城跡なんでしょうか?
すごいですね。ここは標高827mですよ。

りゅーやん

そろそろ、山頂です。

りゅーやん

おっ、ほこらが見える!

りゅーやん

山頂に着きました!お疲れさまでした!

りゅーやん

「大熊山」標高856mです!

りゅーやん

さぁ、お昼ご飯を食べましょう。

りゅーやん

天ぷらそば、うまいです!
山頂で食べるご飯は、美味しさが2倍になるんですよ。山頂で食べる400円のご飯は、下界で800円のランチに匹敵するんです。節約になりますね。

りゅーやん

そして残り汁にお米をいれまして…

りゅーやん

できた!
出汁ごはん!あれ、ちょっと芯が残ってました。

りゅーやん

しばらく山頂でのんびりしましょう。
この時間が好きなんですよね。

りゅーやん

さぁ、そろそろ降りますか。

りゅーやん

ちょっと、はじめてのガイドで緊張していたので、疲れと眠気がでてきました。しばらく、黙々と歩きますね。

りゅーやん

そろそろ、この登山も終わりますね。家で食べる晩御飯が楽しみですね。なにを食べますか?

りゅーやん

今日はありがとうございました。
おかげで、よいガイド経験ができました。また、行きたい山があれば誘ってください。それまでに、僕もいろんな山に登って、よいガイドができるように経験を積んでおきますね。
帰り道も、お気をつけて!

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著者

栃木県在住の34歳。
34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越したばかり。仕事もやめて、無職になる。同性愛者・躁うつ病患者(現在は寛解している)。趣味は登山。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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