「安全帯」か!
フィリピンを後にし、台湾に着いたのは夜の24時だった。

ホテルは台湾の首都・台北にとってある。まずはそこまで行かないといけない。
最終の電車は23:30に終わった。

そこでUberのタクシーを呼ぶことにした。だけど、アプリの不具合なのか、迎えに来てもらう自分たちのいる場所にピンを刺せない。台湾空港のどの場所に来てもらうかを示せないと、どこに僕たちのタクシーが来たのかわからない。
ソーマがだんだん苛立ってきた。
お腹が空いているからだ。
ソーマは普段、苛立ちを表に出すことはない。ただ、お腹が空いているときは、我慢しても我慢しきれない性格だ。
サニーさんやマリパズさんも、前に日本に来て以来2度目の海外旅行だし、メカに疎いので、右も左もわからない状態で、僕たちが頼りだった。
AIにいろいろ聞いて、事態を打開しようとしていたのだけど、うまくいかない。
しびれを切らしたソーマが「高いけど空港のタクシーを使おう」と言ったので、従うことにした。
タクシーの運転手のおじちゃんは、てきぱきしていてフレンドリーな人だった。
英語は話せないけど、ジェスチャーでなんとかなる。トランクに荷物を詰めてもらい、タクシーの中に乗った。
行ってほしい場所をいい、おじちゃんが「OK!」と気持ちのいい返事をする。そしておじちゃんが何か言った。
でも現地の言葉だから、わからない。
サニーさんとマリパズさんは右も左もわからないから僕たちに頼っているし、ソーマはお腹が空きすぎて「え?なに?」と少しイラついた表情で僕を見てくる。
そして運転手のおじちゃんがもう一度、同じ言葉を僕たちに言った。
「〇×■△%#$…アンセンタイ…&%#〇■×」
アンセンタイ?
あんぜんたい…。
あぁ、安全帯だ!シートベルトのことだ!
「OK!」と運転手に言い、ソーマたちに「シートベルトをつけてって言ってる」と伝える。運転手も「OK!」と車を発進させた。
そのあとは得意顔になって、窓ガラス越しの台湾の夜景を眺めた。
サニーホテルに到着
タクシーがホテル前に着いた。
しかも値段はUberのタクシーの見積もりも安かった。
おじちゃんがトランクルームの荷物を取り出し、「バイバイ!」と僕たちに言う。
そして早速ホテルで、チェックインをする。


時刻は夜中の2時。
部屋に着くと、そのまますぐに眠った。
さぁ、台北観光!
そして、翌朝!
さぁ、台北の街を歩くぞとみんなで外に出る。

適当に歩く。

次の角を右に曲がってもいい、左に曲がってもいい。自由だ。

左に行っても、右に行っても見たことのない景色しか、待っていない。
海外の街歩きは、本当に楽しい。
そうこうしていると、大きな警察署が出てきた。

警察署の前には大きな公園もある。

のどかな公園だ。
公園の中には「中山堂」というオシャレな建物もある。

日本では見ない(おそらく…)花も咲いていた。

しばらく公園をウロウロしていると「抗日戦争勝利記念碑」と書いてある、石碑を見つけた。
あんまり読めないけど、戦争が終結したというような看板もあった。

少し気まずくなって、公園を出た。
中正紀念堂
そのあとは地下鉄で、中正紀念堂に向かった。
駅から中正紀念堂までの間を歩いていると、家の中から大樹が生えているのを見つけて驚く。

そして歩いていると、今度は街路樹が天井を突き抜ける形で建物が設計されていて、また驚いた。

そして、中正紀念堂に着いた。

この敷地内には大きな建物がいくつか並んでいて、中央は広場のようになっていた。


そしてこれが本丸の中正紀念堂だ。
建物の正面に立つと、「デカい!」と驚かされる。

近寄ると、もっとデカい!

この中には蒋介石という人物の像があって、その下の階は歴史を伝える博物館になっている。
博物館の中の文字は英語と現地の言葉だったので、あまり理解できなかったけど、言論統制や統治などのあらゆる抑圧に戦ってきた歴史などが資料とともに語られていた。
そんなふうに戦い続けてきた成果なのか、台湾の民主主義指数はアジアでトップ、世界でも12位(細かい数字を忘れてしまった、多分12位だったと思う)らしい。
そして博物館を出ると、広場では集会が行われていた。
壇上で一人の人がマイクを持ってなにかを訴えている。それをパイプ椅子に座って聞く人や、立って聞く人などがいた。
「大陸問題」と書かれた旗や、「拒絶」と書かれたハチマキをしている人がいた。

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