結婚式の準備
ホーチミンを散策したあとは、ホテルに戻り、横になった。
というのも今夜は結婚式に出席するので、そのために身体を休めていた。
ソーマにはベトナム人の友人がいて、彼女の結婚式にソーマと僕が招待されていたのだ。

身体を休めたあとは、結婚式用の服に着替える。
ドレスコードは青か白で、セミフォーマルな恰好でいいということなので、日本から持ってきたベージュ(白)のカラーシャツとカーキのパンツに着替える。
少しでもオシャレ感を出すために、袖はオシャレな折り方で捲る。
…緊張する。
そして髪もワックスで整え、ホテルの外に出て、Grabのタクシーを呼ぶ。と、その前にタクシー用の現金が大きいものしかなかったので、近くのお店に行って飲み物を買う。

僕は新品のお水のボトルを手に持っていたので、ソーマだけ中に入り、僕は外で待っていた。
するとタバコを吸う観光客らしき人が、やってきた。
煙がこっちにやってくるので、別方向に向かう。するとその人もこっちのほうに歩いてきた。どうやらここら辺でフラフラしているようだ。
なので、また別方向に歩いて煙を避けていると、ソーマが店から出てきた。
そしてタクシーを呼び、結婚式場に向かった。
知らない人たちだらけ
式場に着いた。
建物の中に入るも、どこに行けばいいのかわからず、人に聞く。
どうやらホールが何個もあって、同時にそれぞれが結婚式をやっているようだ。僕は日本でも結婚式に出席したことがほとんどないので勝手がわからない。
ただ、なんとなく、ソーマの友人の結婚式の邪魔にならないように、その場にふさわしい態度を考えながら歩いていた。というのも僕は、ほぼ部外者のような存在だからだ。
ソーマは唯一、ベトナム人の友人がいるけど、僕は誰も知っている人がいない。ソーマの友人と僕は面識がない。ここにいていいんだろうかと緊張しっぱなしだった。(ソーマもめちゃくちゃ緊張していた)

そんな僕たちとは対照的に、ロビーでは花婿や花嫁の親族や友人たちが集まり、ベトナム語の会話に花を咲かせている。
にぎやかで温かい空間の中、僕とソーマは通路の脇にちょこんと立っていた。
すると、ソーマの友人である花嫁の「ニーさん」がやってきた。
ソーマとニーさんは久しぶりの対面を喜んでいた。
そしてニーさんと花婿、僕とソーマで指定された場所に立ち、カメラマンが写真を撮る。僕たちが去ったあとも、いろんな人が花嫁&花婿と写真を撮っていた。
なるほど、そういうふうになっているんだ。
ちなみに日本から用意してきたご祝儀袋は、受付の机の上にある透明なアクリルボックスのなかに入れた。
みんなご祝儀を、その箱に入れていた。
なるほど。
そして、僕たちは服装に気を付けてきたのだけど、普段着のような自由な恰好の人がほとんどで「ドレスコードの青と白はどこにあるの?」と、ソーマと辺りを見回した。
そして式場のなかに案内された。
ステージから一番遠い位置の、「友人」と書かれたボートが立ってあるテーブルに座る。


まだ人は集まっていない。
緊張しまくりの僕とソーマは、ウエイター頼んでビールを持ってきてもらう。

式が始まるまでに、二人でたくさんビールの缶を開けた。
そして次第に人が集まってきた。
「友人」のこのテーブルに友人たちが座る。みんな顔見知りかと思っていたら、そうではないらしくて、テーブルの中でさらに3つの島に分かれた。
料理はコース料理だった。

いろんな料理が運ばれた。




日本語が話せるベトナム人のおじちゃん
ソーマと二人で固まっていたら、隣に座ったおじちゃんが話しかけてくれた。

どこから来たの?と英語で尋ねられ、「日本から来ました」というと、おじちゃんの口からまさかの日本語が出てきた。
どうやらおじちゃんは、日本で技能実習生として3年間、働いていたらしい。
「なんの仕事をしていたんですか?」と聞くと、「壁のタイルを張っていたよ」と返ってきた。どうやら広島に住んでいたようだった。
「日本はどうでしたか?」と聞くと、「楽しかったよ。毎週遊びに行ってたよ」「名古屋とか静岡にも行ったよ」と返ってきた。
いまはベトナムで会社に属さずに、個人のタクシードライバーとして働いているらしい。ガイドのようなこともするそうだ。そして今日はドライバーとして、花婿の親せきをここまで運んできたようだった。
耳にはワイヤレスのイヤホンのようなものをずっとつけている。おそらく、仕事に関することが流れてくるんだろう。
そうやってお互いに簡単な日本語で会話をした。
わからない言葉は、おじちゃんがスマホの翻訳機で訳してくれた。
おじちゃんは(僕のイメージだと、東南アジアの人に多い)逞しい目つきをしていて、風格があるのだけれど、僕がなにか話すと、どっと笑ってくれたりする。
そうこうしているうちに、結婚式はどんどん進んでいった。

最初はバレエダンサーが現れて、ダンスのショーが始まった。
そして新郎新婦が入場して、ケーキ入刀やシャンパンタワーにシャンパンを入れる。

そのあとは新郎新婦の家族が壇上にあがって、なにかやり取りをしていた。
座りながらステージの写真を撮っていると、おじちゃんから「立って大丈夫、問題ない」と教えてもらったので、立って写真撮影をした。

セレモニーのあとは、いろんな人がステージ上でカラオケをし始めた。
おじちゃんに聞くと、誰でも参加自由で歌っていいということだった。カラオケ大会のような雰囲気のなか、みんな食べ飲み、話をしていた。
あとで花嫁のニーさんに話を聞いたところ、この結婚式の前にベトナムの伝統的な結婚式を親類のみで行っていたらしい。だから、この結婚式はパーティのようなものだということだった。
そしてしばらくすると、おじちゃんが席を立った。
どうやら仕事が入ったようだった。おじちゃんが日本語で「さよなら」と僕に言い、結婚式場をあとにした。
また二人ぼっちになった。
僕もソーマも緊張でへとへとになっていたので、ソーマがニーさんに挨拶をして、僕たちもホテルに帰ることにした。

Grabタクシーを呼び、ホテルに着いた。


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コメント一覧 (2件)
おもしろーい!
結婚パーティー賑やかやね!
バレーダンサーとかカラオケとか
日本の結婚式の披露宴みたいな感じなんかな。
伝統的なベトナムの結婚式とかはまた全然違うんかな?
外国と日本、同じやったり違ったり似てたりしてほんとに面白いねぇ。
面白いでしょ!!
披露宴とおなじ感じなんだと思います!
伝統的なベトナムの結婚式は、赤いベトナムの伝統的な衣装を着てやるらしいから、多分また違った感じなんじゃないかなぁと想像しています。
そうなんですよ!違うと思いきや同じだったりして、面白いんですよねぇ。