バンコクの交通事情
昆虫を食べた翌朝、ソーマとホテルの前に立っていた。

何をしているのかというと、Grabというアプリでタクシーを呼んだから、タクシーがホテルに到着するまで待っていた。
アプリには「あと2分で到着する」と表示されていたし、GPSでも車はすぐそこまで来ていた。
だけどそこから10分ほど待っていても、タクシーは来なかった。
タイの屋台料理が美味しいので、ソーマに「途中でご飯を食べているのかもね」と冗談を言っていると、しばらくしてタクシーはやってきた。

そして車に乗り込み、道路に出ると、その理由がわかった。

ここはバンコクの中心部なのか、中心部に近いのかわからないけど、車が渋滞していた。
「ああ、だから到着が大幅に遅れたんだ」
車は何度も停車を繰り返しながら、少しずつ進む。
そして止まった車両の間を縫うように、原付きやバイクがちょこちょこ周りを走っている。
停車中に、運転手の人が窓の外を眺めていた。
その視線の先を追ってみると、面白い建物を見つけた。

美味すぎる、ロティ・サイマイ!
「サイアム」という場所で降ろしてもらった。
というのも、バンコクのチャオプラヤー川には水上バスが走っていて、そのバスでいろんな観光地を巡れるようになっている。
水上だから渋滞知らずで、地元の人の足にもなっているらしい。
ただ今回僕達が使うのは、観光客用の水上バスだ。
そしてその水上バスの駅の一つが、ここサイアムにある。

サイアムからチャオプラヤー川まで歩いている途中だった。
歩道に、リヤカーを止めたおばちゃんと、ビニール袋に入った細長い綿菓子のようなものが見えた。

ソーマが「買ってみよう」と言ったので、おばちゃんにいくらかたずねると「20バーツ(100円)」だということがわかった。
笑顔の優しいおばちゃんだった。
ちなみにタイでは、「微笑みの国」と呼ばれるのはこれが理由なのか、やんわり笑顔をくれたり、おっとりした人をちょくちょく見かける。
そしてそのまま、水上バスの待合所に行き、早速食べてみることにした。

「食べ方が合っているのかわからないけれど」と言いながら、ソーマが髭の部分を、クレープのような生地の上に載せ、そのまま巻いた。

これが、ものすごく美味かった。
最初は、綿菓子みたいな見た目から、「甘いものは気分じゃないんだけどなぁ」と思っていたんだけど、味は綿菓子とは全く違う。
甘そうな見た目だけど、甘くもない。
味は、香ばしいビスケットのような味だった。そして髭の触感が楽しい。
チャオプラヤー川
ちなみに、これが水上バスのチケット売り場だ。

一日に何度でも使える乗車券を、150バーツ(750円)で買った。
ちなみに水上バスというのは、水陸常用のバスではなくボートのことだ。

そしてこれがチャオプラヤー川だ。

ボートがやって来たので、乗り込む。

川はバンコクの都会を切り裂くように流れている。

三大寺院の一つ、ワット・アルンへ!
最初に「ラジニ駅」で降りた。

ここから少し歩けば、バンコク三大寺院の一つ「ワット・アルン」がある。

ただし、ワット・アルンは川の反対側にあるので、もう一度違うボートに乗らないといけない。

いい雰囲気の道を歩く。

道端には穴の開いたパプリカが置かれていた。

時々交差する裏路地を覗いてみる。

生活感があふれている。
そして次の裏路地を覗く。

「え!」
奥になにかすごいものが見える。
あれか~!!!
おそらくあれが「ワット・アルン」だ。
もっと近づいてみる。

すごい。
別名「暁の寺」だそうだ。
そしてボートに乗り、対岸についた。
入場料の200バーツ(1000円)を払い、中に入る。

ワット・アルンはどうやら奥にあるようだ。

その手前にある、他のお寺や建造物を見てまわる。

内部の周辺には、いろんな種類の像が並んでいる。

犬の像や盆栽のようなものもある。


タイの民族衣装の貸し出しをやっているので、それに身を包んでいる人もたくさんいる。

ちなみにここは、身体を露出するような恰好はNGだ。
だから今日は、長ズボンをはいている。

寺院の中も、土足厳禁になっている。

お寺の中の写真は載せてもいいのかわからないので、ここでは載せずにおこうと思う。
ちなみに、周りに並んだ壺には、きれいな蓮の花が咲いていた。




そしてまた歩き、ワット・アルンの敷地に入った。

すごい迫力だった。
でも写真じゃ、なかなかうまく伝えられない。

圧倒される。



この不可思議な建物にもっと近づいてみる。

すると、壁面はかわいい色をした陶器のようなもので一つ一つ埋め尽くされていた。

(見た感じ)ワットアルンのメインじゃないほうの建造物にも、また違ったデザインが見つけられた。

像の脚の向きが印象的だ。



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