スワンナプーム国際空港
深夜、知らない国に到着すると心細くてたまらなくなる。

でも、今回もフィリピン人パートナーのソーマと一緒に来たので、大丈夫だ。
時刻は深夜0:20。
ここはタイ。
英語の国でも、漢字の国でもない。
ソーマの英語力も、僕の漢字力も、原則通用しない。周りにはタイ語が溢れている。
もしこれが一人旅だったとしたら、と想像すると恐ろしくなる。
ただここはまだ空港なので、英語の表記や漢字の表記はところどころにある。それでも、乗り継ぎを合わせて10時間以上のフライトでヘトヘトになっていた僕たちには、どこにいけばいいのか、なにがどうなっているのか、読み込むのにとても労力がかかる。
この日は、空港から3kmほど離れた場所に、安いホステルをとっていたので、そこに行きたかった。
東南アジアの国では、「grab」というスマホで呼べる個人タクシーのようなシステムがある。
だから、それでホステルまで行く計画だったけど、このスワンナプーム国際空港は1階にも2階にも道路があるし、いろんなところにタクシーやバスがたくさん止まっているし、どの道路が使えるのか、どこにgrabを呼べばいいかわからない。
そんなわけで、少し割高な空港のタクシーを使うことにした。

ちなみに、空港で日本円をタイバーツに換金した。
驚いたことに、1000バーツ札も500バーツ札も、200バーツ札もどのお札にも、同じ人の肖像画が使われていた。
ただ、二人とも疲れていたので、サッとお金を財布にしまい、タクシー乗り場まで向かった。
タクシー乗り場の受付の人に行き先を伝える。
すると、受付の人が元気よくマイクで、辺りに立っているタクシードライバーにタイ語で何かを伝えた。
すると、一人のドライバーがやってきて、僕達の荷物を運びながらタクシーまで案内してくれた。
ちなみに受付の人が元気よくマイクでアナウンスしたときに、そのマイクの音声にエコーがかかっていたのが印象的だった。
クラブハウスのような(行ったことはないけど)雰囲気に、また心細くなった。
ホステルからラートクラバン駅までローカル散策
翌朝、目を覚ます。
ホステルの窓からは晴れた景色が見えた。

シャワーを浴びて、ホステルを出発する。

晴れた穏やかな田舎の景色を歩く。
これから、ラートラクバンという駅まで歩いて、電車でバンコクの中心地に向かう。
昨夜の心細さはもうすっかりなくなっていて、この未知の世界を歩く興奮が身体中を巡り始めた。

ときどき、大きな犬が路上にいる。
首輪は繋がれていないから、野犬だろうか?
ソーマが「目を合わせたらダメよ」と僕に言う。二人で素知らぬ顔をして、犬を横切ろうとしたら、一匹の犬が攻撃的な雰囲気でソーマのところにやってきた。
ソーマがサッと、転がしていたスーツケースを犬の前にスライドさせた。
すると犬は引き返していった。
犬は攻撃したかったのか、それともただ嬉しくて興奮していたのかわからなかったけど、それ以上はついてこなかった。
僕は「おぉ、これがタイか…!」と少し感動した。
(これがタイかどうかは、わからないけど)

そして、街並みがフィリピンに似ていたので、ソーマに「タイってフィリピンみたいだね」というと、ソーマは苦笑いしてうなずいた。
道のところどころには見たことのない植物が咲いている。


そして道端にバナナもなっていた!

道端には屋台があって、地元の人がなにか食材を買っている。
旅の初日だから、慣れていなくて、写真を取れなかったけど、コインラントリー屋さんなんかもあった。
そして家々の庭に、あるものを見つけた。
すべての家にあるわけじゃないけど、こんな祭殿のようなものを庭に飾ってあるところがそれなりにあった。

大事なものなのかもしれない。

そして大通りに出る。

タイは日本と同じで車は左側通行だった。
大通りの脇道にも、ときどき屋台を見つけた。


ただ、ソーマはエビアレルギーがあるし、田舎の人は英語が話せるかどうかわからないので、そのまま歩く。

歩いていると、乗り合いの小さなバスのようなものをよく見つけた。

車はたくさん走っているけど、バイクに乗っている人もたくさんいた。
二人乗りをしている人も多い。車は高いのかもしれない。
バイクに乗っている人は8割がヘルメットを被っていて、2割が被っていなかった。
どうやら、そこは自由なようだ。

歩道はよく整備されている。
見上げると、束になった電線が異国を教えてくれる。

そしてタイの看板を見る。

なんて書いてあるのか全然わからない。
だけど、この文字には見覚えがある。そうかこれはタイ語だったのか。
道には土嚢が積まれていた。

調べたところ、二週間ほど前に洪水が発生したらしい。
そしてよく見かける写真があった。

ソーマの調べによると、タイの女王が亡くなられたようだ。
このタイ旅行の4日間、街のいたるところに、女王の写真と、色と黒の布が飾られているのを見た。
そして街路樹も、見たことのないものだった。

いろんなものが僕にとっては新しい。

すると、また犬が路上でくつろいていた。

だけど、興奮する様子もなく、普通に通り過ぎることができた。

そのまま駅に向かって歩く。






そして駅についた。

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