香港のスーパーマーケットへ
一休みしたあとは、ホテルの近くにある「WELCOM」という名前のスーパーに向かった。
海外旅行の楽しみの一つは、現地のスーパーにはどんなものが売ってあるのかを確かめて、買って、食べるところにある。

町中のスーパーだからか、店内は狭く、人と連れ違うたびに体を横に向ける。

一階と地下一階の二階建てのスーパーだった。
日本と同じで、割引コーナーも設置されている。

そして、中華圏に来たら試してみたい、インスタントラーメン。
いろんな種類が置いてあった。


だけど表示をよく見ると、中国の商品だったり、台湾の商品だったりして、香港オリジナルのラーメンはあまり見つけられなかった。
他にも韓国や日本のラーメンがたくさん並んでいた。
もしかしたら、自分たちは安い商品ばかり見ていたので、見過ごしていたのかもしれない。
そして香港は、スーパーでもコンビニでも「二個で〇〇円(一個より安い値段)」という表示がかなり多かった。
ソーマが「商売上手の片鱗が見える」と言っていた。

ちなみに、1香港ドルは22円。
1ドルに22をかけると、日本円でいくらなのかがわかる。
物価は安くもないし、高くもない。日本とあまり変わらないんじゃないかという印象だった。
旺角(モンコック)の女人街
さて、時間も午後5時になった。
香港旅行のお目当ての一つ「女人街」へ向かった。

ここはお土産のお店がたくさん並ぶ、ストリートだ。
大きな露店がぎゅうぎゅうに並んでいる。
売っているものは、スーツケースやバッグ、おみやげのマグネット、Tシャツや絵など、食べ物以外のものが売られている。

そしてその周りは、香港らしく高い建物に囲まれている。

女人街は、とても長い通りで、たくさんのお店があるけど、だいたいどれも同じようなものを売っている。
「あぁ、これさっきの店にも売ってたなぁ」と何度も思いながら歩いた。
しばらく歩くと、また別のストリートに出た。
適当に歩いていたので、ここがなんという名前の通りかわからないけれど、さっきの女人街と違って、今度は果物がたくさん売られていた。


ドリアンや見たことのない果物も売られている。
香港の人は果物が大好きなんだろうか。

通りの真ん中は人が多いので、両サイドを歩いていると、いい感じに古びた定食屋さんがあった。
内装もあまりほどこしていない、質素なごはん屋さんだ。
中ではおじちゃんがご飯を食べながら、店員の二人と談笑をしている。
外に書いてあった中国語のメニューがかろうじて読めた。
「おかず二つ、ご飯一つで48ドル(1056円)」というようなことを書いてある。
「ここに行こう!」とソーマが言う。
僕が先頭になって、中に入った。
すると、席に座っていたおじちゃんと、店員さんたちが元気よく僕になにか話しかけてくれた。
だけど、中国語がわからないので、あたふたしながら「中国語がわかりません」と英語で言う。
おじちゃんたちは「あぁ、おっけい」といった雰囲気で、元の会話に戻った。
僕達は店員さんに欲しいおかずを指さす。
15種類くらいのおかずが、銀のトレイに入って並んでいた。
そしてお金を払い、料理を受け取った。

これが結構美味しかった。
僕は麻婆豆腐とチキンを選んだ。ちょっとした野菜も上にのっけてくれた。

写真じゃわかりにくいけど、ご飯の量がすごく多かった。
これで1056円なら満足だ。
テーブルの上にはラー油と唐辛子の混ざった、超スパイシーな調味料が置かれていた。
ちなみに香港は「おかず二つとご飯一つで〇〇円」とか「おかず三つとご飯一つで〇〇円」といったスタイルの定食屋さんが、かなり多かった。
これが、ここのスタンダードなんだなぁと思っていると、ソーマに「コロナが流行りだしてから、香港ではこのスタイルが定着したらしい」と教えてもらった。
TikTokでそう、聞いたそうだ。
そのあとは、お店を出て、辺りを歩き回った。


途中、豆腐のスイーツ屋さんを見つけたので、買ってみた。


文字が読めないので、どんな味かわからなかったけど、黒ごまのソースがかかった豆腐デザートだった。
いろんな味があるけど、どれも10ドル(220円)だ。
安くて、美味しかった。





ただ今日は疲れていたので、そのあとはホテルに戻った。


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