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【国際恋愛】パートナーと外出するときに偏見を意識して周りの目が気になる4つの理由&広い世界を知ることで解決する

もくじ

はじめに

僕はいまのフィリピン人パートナーと出会ってから、国際恋愛特有の悩みを経験してきました。

その中でも、地味にずっと悩んでいたのが、「外出時の周りの目」でした。

僕のパートナーは来日してすぐのとき、見ず知らずの人に道端で恐ろしいことをいわれた経験があります。

まだ付き合いたての頃にそのことを聞いた僕は、外出時の警戒心がマックスになり、一緒に旅行をしていても、レストランから出た瞬間誰かに鉄パイプのようなもので「殴られるんじゃないか」、見知らぬ通行人に「罵声を浴びせられるんじゃないか」と過剰におびえていました。

ネットやSNSなどを見ると、ヘイトのような嫌な記事に出会うこともあります。そういった記事と、パートナーが来日直後に受けた経験がリンクして、より一層外出が怖くなりました。

ですが、今年で付き合って5年になりますが、それ以降そういったことは起こらず平和に暮らせています。

それでも、外出時の警戒心や恐怖心は消えず、ずっと周りの目を気にしていました。そして、そんな悩みを解決したいと、あれこれ考え続けてきました。

今回は「外国人パートナーとの外出時に周りの目が気になる人」に向けて、「なぜ過剰に周りの目を気にしてしまうのか」僕がいままで考えてきた4つの理由を紹介し、最後に「広い世界を知ることで周りの目が気にならなくなった経緯」を紹介します。

外出時に過剰に周りの目を気にしてしまう4つの理由

元々もっていた偏見が自分に返ってきている

これは、最後に紹介する「広い世界を知ることで周りの目が気にならなくなった」という話につながりますが、人目が気になる一番の根本的な原因だと思います。

僕はいまのパートナーに出会うまで、ちゃんと外国人とコミュニ―ケーションをとったことがなく、日本人だけの狭い世界で生きてきました。

その中で偏った考えや、間違った知識が熟成されてゆき、偏見まみれの人間になっていきました。

最近になって実感していることですが、テレビやネット、人のいうことのほとんどは嘘だと思っています。実際に経験してみると「世間で言われていることとは180°違った」という体験をしたことが、たくさんあるからです

ちなみに、「自分が外国人に対して偏見や差別心をもっている」と認めることは、なんともいえない嫌な気分になりますが、避けては通れないところです。

外出時に周りの目が過剰に気になるということは、つまり、僕自身も自分のパートナーを、偏見や差別心が入り混じった目で見ているということです。

パートナーが日本に馴染むことを期待しすぎている

これは、日本がこの世界のすべてだと思っているときにおちいる、窮屈な考えです。

自分の一番大きな世界が日本で、それ以上はなく、その日本の中で「うまくやっていかないといけない」と無意識に考え、過剰にパートナーを日本という型にはめようとして、日本に適応させようという考えです。

なのでもし「日本に馴染めない出来事」や「日本人に嫌われること」が起こると、そのたびに窮地にじわじわと追い詰められているような焦りの感情が生まれます。

「ここで、日本で、うまくやっていかないと、他に生きる場所はないんだ!」という焦りの感情から、プレッシャーを感じ、周りの目を気にし、パートナーが日本の型にはまるように、パートナーを過剰に修正しようとしたり、パートナーの身のふるまいにいちいち敏感になってしまいます。

ですが視野を広げて、もっと広い世界観で周りを見渡せられるようになれば、パートナーを日本に縛りつけようとしたことも馬鹿らしく思えて、リラックスできるようになります。(そしてその「広い世界観」を身につけるために経験したことを、最後の「広い世界を知ることで周りの目が気にならなくなった経緯」で紹介します。)

「別にパートナーが日本に馴染めなくてもいい、日本人に嫌われてもいい」と思い、僕は日本人ではなく「地球人」として生きようと思ったときに、少し肩の荷がおりました。

自分のスタイルを過剰に変えようとしている

これは相手が外国人であるかどうかは関係ないことかもしれません。

僕はいまのパートナーに出会ってから、自分の趣味が少し変わりました。

好きな服のデザインや、好きな映画のジャンル、生活習慣など、パートナーから刺激を受けて、少しづつ自分のスタイルが変わっていきました。

そういったちょっとしたことは「変化」として楽しめるのですが、パートナーとの外出時に「パートナーのように堂々とした姿勢で外を歩く」ということもコピーしようとしていました。

ですが、それは僕の性に合わず、少し無理をしてやっていました。

そういうふうに無理をしていると、いろんなものがズレてゆきます。普段自分が着ないタイプの服を着て外を歩いていると心が落ちつかずになんだかソワソワしてしまいますが、「堂々とした姿勢で歩く」ということも同じように、心をソワソワさせていました。

そんな状態で外出していると、当然、周囲に対するものの感じ方も変わります。

「やっぱり僕は僕だ」と元のスタイルに戻ったときに、周囲に対する僕の敏感性も落ちつきました

そもそも今の環境になれていない

そもそもの話です。

「パートナーとの外出中に周りの目が気になる」という前に「一人で外出していても周りの目が気になる」という可能性もあります。

僕は、もともと愛媛県でパートナーと二人で一緒に暮らしていましたが、最近、栃木県に引っ越してきました。まだ栃木に引っ越して間がないので、外出中にソワソワするのは当たり前の話です。

パートナーとの外出時に周りの目が気になるという人は、冷静に今の状況を振りかえってみてください。パートナーとじゃなくても、一人で外に出ても人目が気になる状況に自分がいないか。それを混同していないか。

そういった可能性も考えられます。

広い世界を知ることで周りの目が気にならなくなった経緯

広い世界を知ることで周りの目が気にならなくなった経緯として、大きく三つの出来事がありました。

  1. フィリピンのボラカイ島に行き、多くのフィリピン人と接した。観光地なので世界中からいろんな外国人が集まっていた。異なるバックグラウンドをもった人たちの中を歩いたり、人種の違う男性同性が手をつないで歩いているのをじかに見たりして、自分の世界が広がった。
  2. 埼玉県の巨大ショッピングモールに、パートナーと行った。自分がずっと過ごしてきた愛媛県とは違い、関東は外国人も多くて、人も多いので、誰も僕たちのことなんか気にしない。大勢のひとごみの中にパートナーと埋もれたときに、「自分は気にしすぎだな」と思った。
  3. 「信越トレイル」という山旅をしているときに、偶然東京のインターナショナルスクールの生徒さんや先生たちと出会い、同じテント場で一夜を過ごした。いろんな人種の生徒さんたちと挨拶をしたり、ときには会話をしたりした。彼らと接したあとに「なんで僕は外国人であるパートナーに対する周りの目なんか気にしているんだ。失礼だろ」と自分に対する怒りを感じた。
フィリピンのボラカイ島

もちろんこの三つの出来事だけではなく、パートナーとスーパーに買い物にいったり、地元のレストランでご飯を食べたりといった、普段の生活での小さな外出の積み重ねも「周りの目が気にならなくなる」ことに一役買っています。

ですが、この三つのように「いままで自分が過ごしていた世界よりもはるかに広い世界」に触れることで、劇的に自分の感覚が変わることがあります。

この三つの出来事以降、僕はあまり周りの目が気にならなくなりました。

正確にいうと、周りの目が気にならなくなるというより、例えば周りからおかしなことをいわれたり、おかしな態度をとられたりしても、僕は動じないだろうという自信がつきました。「別にこっちは何も悪いことはしていない、おかしなことをいってくるあなたに問題がありますよね」と堂々とした気持ちでいられるようになりました。

この記事を読んでくれている人で、周りの目が気になるのならば、外国にいっていろんな人と接してみることをおススメします。いろんな人種の人が集まるところや、多様性が目に見えるような国だと、よりいいかもしれません。

外国にいけないのならば、関東のような人が多い都会にパートナーと旅行に行き、一緒にその場の雰囲気にどっぷり浸ってみるといいかもしれません。もし可能なら、住んでみたりするのもいいかもしれません。

日本でも、いろんな国の人が集まったり、いろんな国の料理が食べられるイベントや催しがたくさん開催されているので、そういった場に参加するのも一手です。

おわりに

どうでしたか?

実は、前から「いろんな人と会い、いろんな経験をし、広い世界を知ると周りの目もあまり気にならなくなるんじゃないか」と薄々思っていました。

そしてそれが正解だったようです。

一つの狭い世界にこだわらずに、カルチャーショックを受けながらも、自分の世界をこれからも広げていきたいです。

そうすれば、悩みも風のように過ぎ去り、動きに満ちたリアルな日々を送れるんじゃないかと思っています。

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著者

栃木県在住の34歳。
34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越したばかり。仕事もやめて、無職になる。同性愛者・躁うつ病患者(現在は寛解している)。趣味は登山。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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