ご両親、はじめて栃木市を出る
ご両親が来てから、一か月が経とうとしている。
その間、僕は地元の愛媛に2週間程帰っていたりして、二人とも特にどこにも行けていなかった。
家の近所を散歩し、スーパーやユニクロ、リサイクルショップに入り、公園で花見をする程度だった。それでも、二人にとっては、それで十分で満足しているように見えた。
だけど、せっかく日本に来ているのに、それだけじゃもったいないということで、レンタカーを借りてパートナーを合わせた4人で、栃木県足利市にある「足利フラワーパーク」に向かった。
その途中に寄ったコンビニの駐車場で、お義母さんのマリパズさんが車と一緒にツーショット写真を撮る。
きれいな車だから、一緒に写真を撮りたかったようだ。

足利フラワーパーク
そして、フラワーパークについた。
パートナーと二人で入場券を買いに行く。ちなみに、障害者手帳を使えば200円引きになるので、まず僕の障害者手帳を見せた。
そして、チケットの受付のお姉さんに、「あそこにいる車いすの人は家族で、彼女はフィリピン人なんですけど、フィリピンの障害者手帳って使えますかね?」と聞いてみた。
お姉さんは一瞬「どうなんだろう」という顔をしたけど、隣の受付の人に軽く確認をし「あっ、大丈夫ですよ!」と軽やかな返事をくれた。
おぉ、使えた!
これは知らない人が多いと思うけど、障害者手帳は国境を超えて使えることがあるのだ。
実は二年前に、ご両親がはじめて日本に来たときに、ディズニーランドでお義母さんの手帳が使えた。ちなみに僕の手帳も台湾で使えた。
そして入園する。

大きな敷地内に、きれいな花がたくさんある。
花の開花状況によって、入園料が変わるけど、この日は一年の中でもっとも入園料が高い日だった。

そしてこのフラワーパークの目玉は、「藤の花」だ。
ものすごく壮大な藤の木が何本かあって、それを取り囲むように他の花も植えられている。

ここでは何人かの人と、ちょこっと声を掛け合ったりした。
陽気な天気と、きれいな花がたくさんあったからか、明るい雰囲気が園内に漂っていた。
パートナーは「ここはユニークな人が多いね」と笑っていた。そして「やっぱり、花は人を幸せにするんだねぇ」といっていた。
佐野ラーメン
そして、そのあとは佐野ラーメンを食べに行った。
パートナーの職場のフィリピン人が「佐野ラーメンが一番おいしい」といっていたので、行くことにした。

あっさりとしたラーメンで美味しかった。
ただ、パートナーは「味噌ラーメン、豚骨ラーメン、醤油ラーメン、塩ラーメン」の順で好きなので、佐野ラーメンはいまいちだったようだ。
お義母さんは好き嫌いが多いので、メンマが食べられなかったようだ。そしてラーメンもあまり好きではないけども、餃子が美味しかったといって全部食べた。
お義父さんは麺類が大好きなので、美味しかったようだ。
そして家に帰る。
僕たちのアパートの敷地内にある大きな木をお義父さんのサニーさんが指さして「一か月前は葉っぱがあまりなかったけど、だいぶ青々してきた」といった。

僕とパートナーが気にしたこともなかった木の様子を、お義父さんは見ていたんだなぁと思った。
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