「のんびりやっていこう」にこだわると、気力を失うんじゃないかという話

これから話すことは、僕の個人的な感想なので、そう思って聞いてほしい。

いまの日本の社会はストレス社会と呼ばれている。

(いまだけなのか、日本だけなのかはわからないけど)

だから、世の中にはストレスを軽減するための方法や、本、グッズなどもたくさんあるし、「無理はぜずに、ぼちぼちでやっていこう」という雰囲気が流れている。

これ自体はとてもいいことだと思うし、そんな雰囲気に僕も救われてきた。

ただ、僕はそんな「のんびりやろう」「無理はしなくていい」「マイペースで」という、「優しい」言葉にどっぷりつかり、甘えすぎていたのではないかと思い始めた。

なにごとも、極端になるのはよくないと思っている。

ストレスの強い状況下にあるときは、これらの言葉はちょうどいい言葉になると思う。だけど、高ストレス状態にあった昔の僕は、これらの言葉にしがみつき、これらの言葉を自分の人生のテーマに置き続けてきた。

でも、ストレスがそれほど強くなくなったときでも、いつでも、この言葉の通りに生きていた。そして、これらの言葉が僕から気力を奪っていることに気が付いた。

(ちなみに誤解を避けるために、念を押すけど、これはあくまで僕の場合はという話で、この言葉が必要な人はたくさんいると思うし、とてもいい言葉だと思う。)

話がくどくなってしまった。

最近の僕は、てきぱき動き、はきはき喋るようにしている。歩くときも早く歩く。毎朝、気力を奮い立たせようと気合を入れている。気力が湧かないときでも、湧かないなりに気力を奮い立たせている。

すると毎日、気力がみなぎって、やる気が出てきた。

スーパーのレジの人が、僕に話しかけてくれることも増えた。近所の八百屋さんでは、行くたびにおばちゃんが話しかけてくれるようになった。そして嬉しくて、また気力が湧いてくる。

なぜてきぱき動き、はきはき喋ると気力が出るのかの理由については「速く動くことで、身体に熱が生産されて、気力が湧いている」んだと自分では、そう思っている。専門家に聞いたら、他にもたくさんの理由がかえってきそうだけど、大切なのはそこじゃない。

てきぱき動くことで熱が生産されて、やる気が出てくることについて、自分の身体の中に火力発電所があるようなイメージをもっている。

そして試しに、以前のように「のんびり、ゆっくり」話そうとしてみると、自分の気力が湧かなくなるような、嫌な感覚になった。

何度も言うけど、ストレスの多い人にとって「ゆっくり」やることは大事なことだと思う。

ただ、僕のように、その逆をやることで元気になる人もいると思う。

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著者

栃木県在住の34歳。
34年間住んでいた愛媛県から、栃木県に引っ越したばかり。仕事もやめて、無職になる。同性愛者・躁うつ病患者(現在は寛解している)。趣味は登山。フィリピン人のパートナーと生活しながら、社会の壁を乗り越え、楽しい日々を送るため、人生をサバイバルしている。

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