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【信越トレイル ♯2】長野と新潟の県境をゆく6泊7日の山旅日記
「ここは部屋だ。ホテルの明るい部屋だ」座り込んだまま周りを見渡せば、シャワーがある、トイレがある、晩御飯もベッドもある。寝ることもできるし、寝ずに起きておくこともできる。どんな選択をしたとしても、その一つ一つが嬉しくてたまらない。 -
【信越トレイル ♯1】長野と新潟の県境をゆく6泊7日の山旅日記
僕はロングトレイルをしていると「自分は何をしているんだろう」と思うときがある。そんなときに、感じのいい人とたまたま山で出会い、言葉を交わすと、その虚しさが消える。 -
フィリピンに行ったら是非買ってほしい現地のおすすめ食材5つ
今回は、フィリピン人のパートナーを持つ僕だから知っている、本当においしい現地の食材を5つ紹介します。 -
【房総半島 ♯2】千葉県の海岸線沿いをゆく3泊4日の歩き旅
雨がどんどん強くなってきた。僕はこんな環境のほうが、思う存分楽しめる。世界は雨に沈み、人々は屋内に避難する。そして僕は、太陽の光におびえていたドラキュラが夜になって外に出られるように、思う存分、自分を解放できる。 生きていていいんだと、ほっとする。 -
【房総半島 ♯1】千葉県の海岸線沿いをゆく3泊4日の歩き旅
こっちには友達がいないし、無職生活をしているので、暇な時間が多い。毎日がなんとなく終わっていく。念願の無職生活。その間にやりたいことをたくさんやろうと、この歩き旅をやっているのだけど、空虚な感じが胸を抜けない。気合が入らない。 -
【ロングライド ♯5】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
この旅で僕はなにを感じられたのだろうか。頭の中にモヤがかかっているような気分で、正直、わからない。それでも、わからないながらも進み続けることが、いま僕が唯一持っている正解に思えた。 -
【ロングライド ♯4】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
このキャンプ場でも、なんともいえない心地よさを感じた。 変な表現かもしれないけど、周りとの妙な一体感を感じた。そしてもし、ここに熊がいなかったら、この妙な心地よさは味わえなかったと思う。 熊が出るからこそ、この一体感を味わえる。 だとすれば、社会生活における、団体行動の人にとっての熊のような存在とは一体なんなのだろう。 -
【ロングライド ♯3】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
自転車旅で一番心細くなるのは、夕方だ。 夕暮れのオレンジ色の光に包まれると、帰る場所を必死で求めている自分に気が付く。泣きたい気持ちになる。 でも、この日は雨が降っていたので、オレンジ色の光は現れずに雨雲の灰色だけだった。 -
【ロングライド ♯2】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
元気なときは「言葉なんて、言うこともできるし言わないこともできる、葉っぱのようにヒラヒラした軽いものだ」というくらいにしか受け取れないけど、こういうしんどいときに、そういう言葉が身体の芯まで響くんだなと思った。 -
【ロングライド ♯1】日本海が見たい!群馬・新潟・福島・栃木を走る680kmの自転車旅
いままでどれだけ、社会人という立場や、会社の中の人間関係に縛られることで、「緊張」や「恐れ」を生み出していたのか、気がついたような気がした。 旅人になれば、それらは半減する。